知っておきたい家庭の医学
和歌山県立図書館

     
 和歌山市西高松の県立図書館は、閲覧室に「知っておきたい家庭の医学」コーナーを5月に設置した。医療関係者向けの専門書とは別に、「心臓」「肩腰膝」「糖尿病」など、テーマごとに一般書約350冊をわかりやすく分類しており、同館は「だれでも自分の体には関心がある。気軽に手にとって健康増進に役立ててもらえれば」と話している。
 近くに県立医科大や日赤医療センターがあり、医療関係者が専門書を利用するケースが多い同館。一方で、「この病気についての本はどこですか?」と尋ねてくる一般の中高年利用者を案内することも度々あった。
 昨年(2006年)9月、防災の日にちなみ特別に設けたコーナー「あなたを守る地震の知識」の反響が大きかったことから、2通りのニーズがある医学分野でテーマ別コーナーを特設することに。専門書と一般書を一緒に並べる従来のかたちでなく、一般書だけを取り扱っている。一般の人にもわかりやすく、病気対策の料理本もある。
 利用者からの評判は上々で、同館サービス課の井辺裕二さんは「従来の『待ち』姿勢ではなく、県民のみなさんに情報発信していける図書館を目指しています。まずは来て、棚をのぞいてほしい」と呼びかけている。同コーナーは来年3月末まで設置予定。

写真=病気対策の料理本もある