|
|
||||
|
||||
| 人に人格があるように、都市にも文化の視座でながめた都市格・地域格がある。和歌山は既に多くの文化のストックをもっている。多くの伝統文化や生活文化があり、海や山のある景観の文化性の魅力は素晴らしい。その文化を全国に全世界に発信することが大事だと考えている。文化力を高めることは、経済を視座においた都市の活性化へとつなげることができる。 大阪からみて近くて遠い和歌山は、価値・魅力に目ざめてほしい。紀勢線に乗って3時間、4時間コトコト揺られはるばる行って、やっと着いたというのも値うちなのだ。時間をかけた旅が味わい深くて人のこころを癒す。観光資源として自然を大切にすることが重要である。 次に文化資産としての、道成寺伝説(芸能の生命力)や南方熊楠(知の巨人の魅力)を蘇らせ、また第2の「串本節」を生みだし、情報を発信できるようにする。佐藤春夫、有吉佐和子、中上健次、津本陽、神坂次郎などの作家をもっと顕彰し、文学の宝庫の和歌山を全国に売り出す。文化ストックを活かすためにも『鞠と殿様』の歌から学ぶことがある。鞠が、江戸から殿様の籠に乗り和歌山のみかんになりたいと、垣根を越え屋根まで越えてやってきた思い切った行動力と、みかんになるという意外な発想である。 立地、風土、文化を生かすことで、和歌山は観光で賑わっていける可能性がある。地元の人は気づいていないが、和歌山ほど恵まれたところはない。 人間が状況を変える。有能な働き手が状況を変えることができる。和歌山大学観光学部は、意外で思い切った発想力、行動力をもつ「観光プロデューサー」を生み出していくことがねらいである。観光学部で育った有能な「プランナー」と、それぞれの地元のみなさん方が協働共存することが、地域を再生し活性化させる。 人には平等に与えられている「知恵」がある。その「知恵」を発揮して、和歌山の状況を変え、和歌山の観光の発展を願うのである。 (木津川計・雑誌「上方芸能」代表、文責=仲岡儀員・和大生涯学習教育研究センター研修員) ■和歌山大学とニュース和歌山は、毎月原則第1土曜に和歌山市西高松の和大生涯学習教育研究センターで土曜講座を共催しています。次回は7月7日(土)午後2時、テーマは「旅行業者のうまい使い方〜パッケージツアーの契約 」です。 |
||||
|
|