ミミズの力でリサイクル
鳴滝小4年生  生ゴミ減らし豊かな土を

     
 和歌山市善明寺の鳴滝小学校に6月25日、「ミミズリサイクルボックス」が設置された。生ゴミをミミズが食べることで、良質な堆肥に変える箱で、資源循環に取り組むエコパークミヤビ(大阪市)が寄贈した。
 この日はまず、同社の山田真器子代表からミミズの役割と、どうやって生ゴミが土に戻るのかなどについて4年生26人が説明を受けた。「ミミズは4億年前から生きています」「1匹にオス、メス両方の役割を持っています」などの話を聞いた児童らは「えーっ」と目を丸くしていた。また、山田代表が「今存在しているミミズが有機物を堆肥にしなければ、地球上の土は20年でなくなると言われています」と語りかけると、困ったような表情を見せる児童もいた。
 この後、実際にリサイクルボックスで実習を行った。縦1メートル、横1・2メートル、高さ75センチの箱の中に、ミミズ約10万匹と土や木くずなどの堆肥を投入し、日陰に設置。児童らは肥えた土の中で元気に動くミミズを手に乗せたり、めったに見られない赤ちゃんミミズや卵を見つけては、歓声をあげていた。さらに学校で用意した卵の殻や生ゴミを投入した。倉八果鈴さんは「体の中に土が入っているのが見えた。にゅるにゅるしたけど、ミミズがいなくなって土がなくなるのはいやだ」と話していた。
 今後は毎週6キロの生ゴミを入れる。ミミズたちが作った土を使い、来春には野菜を育てる予定。
 同社は4年前から紀の川市の6小学校にリサイクルボックスを寄贈しており、今年(2007年)と来年の2年間で和歌山市内の54小学校に贈る。紀の川市の6校と合わせて計60校に設置されると、年間約16・6トンの生ゴミが減る。山田代表は「環境や命の大切さを伝えたい、という思いで活動をしています。自分たちで作った土を使って育てた野菜の甘さを味わってほしい」と話している。

写真=ミミズに触って、じっくり観察