児童虐待相談 過去最多の341件
認識進んだ一面も

     
 県内2つの児童相談所に寄せられた児童虐待に関する相談件数は、2006年度341件と過去最多となったことが県の調べで分かった。また、相談を受け対応を図った件数も316件と、これまでで最も多く、県は「相談件数の増加は虐待への認識が進み、見過ごしていたものが寄せられるようになった面がある」と見ている。
 虐待を内容別にみると、子どもの健康、安全に配慮しない、衣食住を満たさないなど「ネグレクト」が144件と最多。これに身体的虐待が108件、心理的虐待が54件と続く。性的虐待も10件あった。
 虐待を行うのは、実母が212件と最も多く、続いて実父60件。一緒に過ごす時間の多い母親の割合が高くなっている。また、虐待を受ける子どもは小学生が142件、3歳以上の未就学児が75件、3歳未満の幼児が57件と、小学生への虐待が目立っていた。
 これらの状況を受け、県は地域の実情に合わせた支援体勢を築こうと、要保護児童対策地域協議会(子どもを守る地域ネットワーク)設置を進めており、これまで24市町村に開設。「関係機関との連携を図り、児童虐待の未然防止、早期発見について地域支援の充実を目指す」としている。