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県教委は、旧制中等学校校歌の録音を進めている。来年刊行の「和歌山県教育史 第2巻 通史編2」に、「旧制中等学校(中学校・高等女学校・実業学校)等の校歌集CD」を附録としてつけるためで、旧制の県立校を中心に、34校の校歌を収録する。教育史は全3巻を刊行予定で、1巻約1000ページのボリュームがある。県内の学校、各都道府県の教育委員会や教育学部がある大学などに配布している。この第2巻にCDを附録にする計画。学校の周年記念行事などで音源化されているものもあるが、そうでない学校も多いため、歌詞や譜面など資料が残っている校歌を録音することにした。 7月5日に、県民文化会館大ホールで2校の校歌録音が行われた。県師範学校附属小学校校歌を後身校の和歌山大学教育学部附属小学校の6年生が、和歌山市立和歌山市高等女学校校歌を卒業生が歌った。 まず舞台に上がった附属小6年生120人はこのために練習を重ねてきた。緊張した面もちで臨み、何度も繰り返し歌ううち、少し疲れた様子を見せたが「これで最後ですから、頑張って歌いましょう」と声がかかると、安心した笑顔で歌いあげた。 また、和歌山市高等女学校を終戦の1945年に卒業した女性2人は「歌詞も節もはっきり覚えてました。私たちには後輩がないので、覚えている人がいなくなればだれも知らなくなる。CDとして残るのはうれしい」と女学生のように笑った。 県教委は「昔の校歌は人から人へ歌い継がれてきたもの。歌詞と楽譜の資料がなくて、録音ができない学校もありました。だからこそ形にして残さねばと考えています」と話している。 写真=懸命に歌う児童ら |
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