附属小生が和歌山大学で講義受講
教育の“異世代交流”実現

       
 和歌山大学教育学部附属小学校の6年生36人が7月13日、和歌山市栄谷の和大で「地域文化事業論」の講義を受けた。子どもたちは大学生気分を味わい、研究発表の大学生は易しい説明を心がけるなど、相互に刺激し合う講義になった。
 地域文化事業論は和大生涯学習教育研究センターの堀内秀雄教授が担当。学生48人が七グループに分かれ、「地域」「文化」「事業」を念頭にフィールドワークによる調査研究を行い、学ぶ力をつけるのがねらいだ。
 この日の発表は3グループ。2年前に海南市に誕生した総合型地域スポーツクラブや、和歌山市で子育て支援の場を運営するNPO、新宮市熊野川町の廃校舎を利用し自然の中で地域、世代を超えて交流する様子を紹介し、理想と現実とのギャップや、NPOがかかわることにより地域に起きた変化などを報告した。
 発表を聞いていた湊本悟史くん、岡崎奨平くんは「自分たちも美術館でインタビューしたことはありますが、あんなに徹底的にやらなかった。それに、難しい言葉をやさしく言ってくれて良かった」と感想を述べていた。
 堀内教授は、「教育の異世代交流ができた」と話しながら、「小中、中高、高大連携はあるが、小大連携はない。附属小の子どもたちが自分たちの“主屋”の学生の研究発表を見る良い機会になった」と評価。また、大学生からは他グループの発表に刺激を受けたり、子どもに説明する難しさを実感する声が聞こえたことから、「小学生に分かりやすく伝えることの大切さを実感できたはず」と喜んでいた。

写真=大学生と小学生が同じ教室で講義にのぞんだ