国の認定受け 事業推進へ
中心市街地活性化基本計画

       
 和歌山市が昨年、国に申請していた「中心市街地活性化基本計画」が8月27日、認定を受けた。同市は2011年度末までに、国の補助を受け、既に実施中の21事業を含む53事業を行う。全国では青森市や富山市が既に認定を受けており、今回、近畿初の和歌山市を含む全国4市が新たに認定された。大橋建一市長は「ようやくスタートラインに立てた。様々な人の協力なくして実現は難しく、今が正念場。希望をもって市の再生を目指す」と話していた。

◇ぶらくり丁では期待と不安

 中心市街地活性化基本計画は、1998年、04年のあと、昨年のまちづくり三法改正を受け、新たに策定した。ぶらくり丁や和歌山城を中心にJR和歌山駅から南海和歌山市駅までの約186ヘクタールを計画区域とした。
 計画の方針は、「訪れたくなるまち」「住みたくなるまち」「歩いて楽しく過ごせるまち」。「訪れたく〜」は、和歌山大学観光学部設置による学生の地域参加や社会実験実施など35事業。「住みたく〜」は街路灯設置や子どもの活動の場づくりなど10事業。「歩いて〜」はJR和歌山駅からぶらくり丁、南海和歌山市駅までの道を「城まちハッピーロード」としてエリア内7地点の1日合計通行人を、現在の約9700人から22500人に増やす。
 認定を受け、ぶらくり丁の反応は様々だ。ギャラリーを営む半田翔子さんは「丸正ビルの再生も計画に含まれているが、急いでオープンさせて、待ちこがれていた市民をがっかりさせるとまちの再生は難しくなる。『行って良かった。また行ってみたい』と思われるようなまちづくりをじっくり進めてほしい」と期待と不安をのぞかせる。策定に向けた協議に参加した株式会社ぶらくりの谷口正己社長は「計画の中身などを広く市民に知ってもらうことが事業成功のカギ。当事者の一人として真剣に取り組んでいきたい」と話していた。

写真=活性化の中心になるか