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県内初のママさんブラスバンド「和〜なごみ〜」が誕生した。ママさんブラスは「育児サークル」と「音楽サークル」を兼ねたもので、一人の主婦の呼びかけに、学生時代に吹奏楽に熱中しながら、結婚や育児で演奏する機会を失っていたお母さんが集まった。練習場には子どもたちが遊ぶスペースを設け、お母さんたちは目の離せない子どもたちを見守ったり、抱っこしたりしながら練習する。メンバーは「家事と育児で楽器は諦めていたけど、一生の趣味にできそう。友達もでき気分もリフレッシュできます」と喜んでいる。 |
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| ◆お母さんの気持ち音に込め | ||||
| ママさんブラスは、小さな子どもを抱えたお母さんが子連れで練習に参加できるブラスバンド。2002年11月に宮城県仙台市に全国初のママさんブラス「ぴよぴよ隊」が誕生して以来、全国に広がり、現在は約60団体があるという。 「和〜なごみ〜」は今年(2007年)7月、大阪出身で和歌山市に住む夷光(えびす・ひかる)さんの呼びかけで発足した。夷さんは大学時代に吹奏楽部に所属していたが、結婚、出産、転居で忙しく、2児の母として楽器を手にする機会をなくしていた。それが昨秋、知人の結婚式で久しぶりに楽器を演奏したところ、「もう一度演奏したい」との気持ちが湧いてきた。大阪や奈良にママさんブラスがあることは知っていたが、和歌山にはない。ならば、自分で作ろうとインターネットの掲示板で呼びかけると、同じ思いを抱く数人から反応があり、会を立ち上げた。 当初は5、6人だったが、ネットやチラシを通じて広がり、現在メンバーは15人。フルートやクラリネット、バスクラリネット、アルトサックス、テノールサックス、トランペット、トロンボーン、パーカッション奏者と多彩な顔ぶれ。中には有田川町から駆けつけるメンバーもいる。練習は月3回、和歌山市民会館で実施。平日と土曜に設定し、働いている人も参加できるように図っている。 練習では、1時間から2時間かけ個人練習と音合わせをするが、毎回、途中に必ず「おやつの時間」や「キッズタイム」を設け、読み聞かせや一緒に遊ぶ時間をとり、メンバーの子どもたち同士が楽しく遊べるようにしている。お母さんの忙しさを配慮し無理をしないことをモットーにしており、子連れで気兼ねなく練習できる。岩出市の大野香織さんは吹奏楽団に所属しているが、2人目の妊娠を機に休会し、「和」へ。身体に負担がかからないよう本来のバリトンサックスからソプラノサックスに代えて練習に参加している。大野さんは「子どもと一緒に来れるのがありがたい。ゆくゆくはサックスをして欲しいと思っているので、楽器にふれるいい機会になっています」。また、和歌山市の輪田由佳子さんは高校時代の先輩に誘われて入った。輪田さんは「楽器はもうやれないかなと思っていたけど、もう1回できてうれしい。家事と育児ばかりになりがちですが、気分転換できます」と楽しんでいる。 会の目標は幼稚園や保育所で演奏することで、『アンパンマンのマーチ』『となりのトトロ』などレパートリーとして子どもの喜ぶ曲を選んでいる。夷さんは「子どもは安心し、私たちも心配せず楽器を楽しめ、新しい友達もできるのがいいです」と話し、「学生時代はコンクール出場のため練習に励みましたが、今はお母さんなりの音楽ができれば。子どもができて分かったことを音に込めたい」と意気込んでいる。 問い合わせは夷さん(073・455・9980)。ホームページ(http://nagomi.okoshi-yasu.net/)もある。 写真下=抱っこしたままでも練習 |
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