53年ぶりに全国高校総体優勝
信愛女子短大附属高ソフトテニス部 国体制覇「2冠」めざす

       
 佐賀県で8月に開かれた全国高校総体ソフトテニス女子団体で、和歌山信愛女子短大附属高校(写真)が53年ぶり2回目の優勝を果たした。今月末に秋田で始まる国体に向けて練習に励んでおり、選手たちは「もう一度日本一を」と意気込んでいる。
 ソフトテニス部は1946年創部。54年には高校総体で初優勝。その後も準優勝7回と実力は全国レベルだが、なかなか優勝に届かず、今一歩のところで涙をのんできた。
 同部は放課後、午後5時から8時まで厳しい練習を積んできたが、3年前から専属の女性トレーナーにメニューを組んでもらい、背筋、腹筋など筋力アップと体の自己管理に力を入れた。また、元プロテニスプレーヤーの伊達公子を輩出した兵庫県園田学園高校に練習に行き、硬式テニスのサーブを集中的に練習した。近年、ソフトテニスでは変化をつけるカットサーブが主流となるなか、スピードのあるサーブに磨きをかけた。
 総体では準決勝の尽誠学園(香川)戦まで2戦先取のストレート勝ち。決勝は大会3連覇を目指す就実高校(岡山)と対戦し、一勝一敗ともつれ込んだが、前日の個人戦で2位になった榎本有花・石田菜摘選手の2年生ペアが4-1と寄せつけず、優勝を飾った。
 林三千夫監督は「自己管理が徹底し、試合や勝負への考えた方がしっかりしたのが大きかった」と振り返る。主将の安川真璃子選手は「27人で日本一を目指してやってきたので優勝はうれしかった。国体では気持ちを作り直し、向かってくる力を倍にかえすつもりでのぞみたい」。9月に広島市で開かれた全日本ジュニアソフトテニス選手権大会シングルスでも優勝し、充実をみせる榎本選手は「3年生と一緒に戦えるのは国体で最後。もう一度みんなで日本一になりたいです」と意気込んでいる。
 林監督は「国体は短期決戦。勢いに乗ってチャンスをつかみたい」と話している。