手作りドミノ 15万個ずらり
東京で200人が心ひとつに

       
 ひきこもりや不登校青年の就労支援を行う高野山BBS会が9月23日と24日、東京の国立オリンピック記念総合青少年センターで開かれた「子どもと学ぶ日本BBS運動発足60周年記念ドミノ大会」で15万個に及ぶドミノを披露した。長年、同会が取り組んできた手作りドミノを全国に紹介するもので、大江隆之代表は「手作りドミノの取り組みが全国的に認知され、今回の企画が実現した。ドミノを通じ助け合いの心を伝えたい」と話していた。
 「身近なお兄さん、お姉さん」として、ジャンボ巻き寿司やたこあげ大会を開き、子どもたちと交流してきた同会。昨年(2006年)8月には同市内で就労支援を行う弁当屋「和」を立ち上げ、青年たちの社会参加を支援している。
 手作りドミノは2002年に「倒れても起こし、みんなで一つのものを作り上げる喜びと達成感を感じてもらおう」と製作。縦4センチ、横2センチのものを15万個完成させ、全国のBBS会へ貸し出したり、出前イベントなどで活用している。今回、BBSの60周年記念行事で同会のドミノイベントが選ばれ、紹介された。
 大会に向け、那賀広域森林組合や岩出市、紀の川市などでつくる「千年の森創造会議」が募っていた「木づかいコンクール」に応募。紀州材の間伐材を使用したドミノ10万個を、全国のBBS会の協力を得て新たに製作した。
 大会当日、全国から集まった会員ほか一般有志200人がドミノを並べた。大江さんが「一人が種をまき、志を持った人が協力し養分を与え、満開のひまわり畑ができあがるのを表現したい」と提案し、約8時間かけて完成させた。紀州材のドミノを手に「いい匂い」と喜ぶ参加者。最後のドミノが倒れた瞬間、会場は歓声と拍手であふれかえった。
 大江代表は「全国のBBS会と連携できただけでなく、会員外の人も参加してくれた。『起きあがりのネットワーク』を広げていきたい」と喜んでいた。

写真=倒さないように一つずつ丁寧に並べた