キジバトが巣作り子育て
建設中のモデルハウスに入居?

       
 建設中のモデルハウスに組まれた足場にハトが巣を作り、ひなを育てている。
 このモデルハウスは、紀の国住宅が和歌山市中島に建設中のもの。玄関すぐ横、高さ2メートルほどのところに巣はある。大工歴40年の大橋兼利さんは「建設中でも屋根に近い高い場所に巣を作ったのを見たことはあるが、こんなに人がよく通るところに作るのは初めて」と驚く。
 大橋さんによると、巣作りを始めたのは8月下旬。追い払ったり、またエサをやったりすることなく、適度に距離を置きながら見守っていると、9月10日ごろに卵を2つ生んだ。9月17日に確認したところ、このうちの1つからひながかえっていたそうだ。
 「付近で作業する際はあまり音をたてないよう気をつけました」と大橋さん。「私はずっと環境にやさしい家造りを心掛けています。それをハトが察して、巣を作ってくれたのかも」と笑う。
 鳥に詳しいビオトープ孟子の有本智さんによると、このハトは日本在来種のキジバトで、かつては里山にすんでいたが、最近は巣を作る場所を求めて街路樹などに進出。ガレージや工事現場の足場に巣を作る例も増えているという。

写真=親バトのすぐ左にひなが寄りそう