向陽高生が熊野の魅力発信
和歌山県立博物館で学習成果展示

       
 向陽高校文化科学科の1、2年生が熊野三山と熊野古道の研究成果をまとめたパネルとパンフレットを製作。和歌山市吹上の県立博物館で11月25日(日)まで展示、配布されている。同館で開催中の特別展「熊野本宮大社と熊野古道」との共同企画で、同館は「見に来てくれる人の視点に近い解説を考えてもらおうと企画しました。学校との連携を広げ、未来の文化財を守っていってほしい」と話している。
 2002年に開設された文化科学科は、万葉歌碑の英訳や熊野古道の研究など地元の歴史について学んでいる。毎年9月に開かれる同校の文化祭で発表しているが、今年は「より多くの人に見てもらおう」と同館での展示が決まった。
 生徒は4月から班ごとにテーマを決めてインターネットやパンフレットで調査。7月は一泊二日の宿泊研修で、1年生は海南市藤白から田辺市中辺路まで、2年生は熊野三山周辺を調べた。
 1年生が製作したパネルは「藤白神社」「不思議なイチョウ」「千里ヶ浜」など遺跡だけでなく、生徒が興味をもったテーマの説明が並ぶ。5年生のパンフレット「レッツゴー熊野古道」は4コママンガや手書きのイラストなどを交え、地元の魅力を紹介している。
 鈴木屋敷を調べた堀川直路さん(1年)は「日本で一番多い姓の鈴木さんの発祥地が地元にあると知って驚いた。伝統文化や歴史を大切にしていきたい」。
 担任の三阪佳伸教諭は「同じテーマでも子どもたちが興味を持つところが違うので、様々な視点から学習ができている。発表するまでの課程で地元の文化遺産の大切さを感じてほしい」と期待していた。

写真=「熊野の魅力を多くの人に」と向陽高生