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タイのプロフットサルリーグで活躍する海南市出身の中尾隼土選手(27)が12月末、和歌山市でチャリティフットサルイベントを開く。貧富の差が激しいタイで苦しむ子どもたちの悲しい現状を知った中尾さんが「フットサルを通じて何かできないか」と企画、参加者にスポーツ用の服などの寄付を呼びかける。中尾さんは「こちらは日本のように未来ある子どもみんなが自由にスポーツをできる環境にはない。タイの子どもたちに少しでも豊かな心を持ってもらい、一人でも多くの子がスポーツに接するきっかけづくりになれば」と願っている。 |
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| ■運動用の古着 提供呼びかけ | |||||
| 近年、競技人口が急増し、今年(2007年)9月には日本初の全国リーグ「Fリーグ」が開幕したフットサル。中尾さんは1998年、入学したスポーツの専門学校でフットサルに出合い、その後、2001年の県フットサルリーグ立ち上げに尽力した。 自らの技術向上をめざし、03年以降、武者修行のためアジアの強国タイを度々訪問。06年8月、自ら監督兼選手を務めるアッズーロでタイ遠征した際、そのプレーがバンコクのプロチーム「キャットテレコム」関係者の目にとまってプロ契約した。2年目となる今シーズンは11月10日(土)に開幕。エースナンバー「10」を背負うことが決まっている。 初めてタイを訪れてから4年、「去年からはこちらに住んでおり、観光客が目にしない底辺の生活、環境を目の前で見て、感じることがあります」と中尾さん。エイズや熱帯地域特有の病気で親を亡くし孤児院で生活する子、過激派に親族を銃殺された子、学校へ行かず、夜中まで仕事をする子…。目にとまったのは、子どもたちの悲しい現実。深夜まで働く子どもについてチームメートに尋ねたところ、返ってきた答えは「家族の生活のため、そして自分が生きていくため」だった。 「銃殺されたニュースは毎日のように流れます。しかもこちらでは生々しい死体の写真や映像が直接報道される。言葉が出てきません」。さらに「物乞いをさせるために親に手や足を切断された子もいます。そんな子どもたちの目を見た瞬間、自発的にしていることではないと分かりました。輝きがなく、くもっていました」。 そんな現状を憂い、企画したのが、今回のチャリティイベント「日タイ友好フットサル」だ。年末年始休暇を利用して帰国し、12月30日(日)に和歌山市湊の西浜ハットトリックで聞く。「エンジョイクラス」「オープン&ビギナークラス」の2部門各8チームで大会をした後、子ども向けの企画へ。中尾さんらによるクリニック、リフティングやドリブル走などのゲーム、交流戦がある。最後に中尾さんらスペシャルチームとイベント優秀選手による選抜チームが試合を行う。 参加は大会が一チーム16000円で、このほかは無料。ただし、参加者にスポーツ用ウェアの古着など寄付を呼びかける。参加費は集まった服の輸送費などに使い、古着は中尾さんが孤児院を訪問して手渡す。 中尾さんは「自分の活動はほんの少しのことかもしれません。でもほんの少しの努力をきっかけに、多くの人の関心が注がれ、いずれ大きな活動になるかもしれません。可能性はゼロではない。自分はこの活動を進めてゆきたい」と話している。 イベントの協賛企業も募集中。問い合わせは中尾さん(thai_futsal_8810@hotmail.com)。 写真=キャットテレコムの仲間と。前列右端が中尾さん |
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