和歌山県外出身者が見た和歌山
 ずっと住んでいると当たり前すぎてわからない「和歌山らしさ」。読者から投稿を募ったところ、北は北海道、南は九州までの県外出身で和歌山に住む皆さんから、たくさんの応募をいただきました。中には川柳も。県外出身者の皆さんが出合った、不思議やちょっとクスッと笑えるエピソードから、「あがらも和歌山感じよら」。(カッコ内は年齢、出身地)
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オジさんの事=おいやん。京都の「おいらん」のマネをしてつけられたあだ名だと思っていた(63歳、島根県)
だんなが「歯にこまった」と言ったので、何に困っているのかと思ったら、「歯にものがはさまった事」と言われた(35歳、大分県)
こたつにはびっくりしました。和歌山では布団にこたつを入れるそうです。それはアンカやろと言ってもこたつだそうです。4本足のこたつはホームコタツだそうな。1月はイチゲツ、7月はナナガツ。車が混むのは「つんじゃある」バイクを押すのは「つく」という。理解に苦しみました(49歳、福岡県)
ある楽器店で働いていた和歌山出身の店員が、店長に○○の在庫を調べて欲しいと頼まれました。調べに行って戻って来た店員が一言「でんでんだいこがありません」。店長「でんでんだいこなんてあったかな…?」(46歳、岡山県)
身体のことを「カダラ」と言うけれど、野菜サラダは野菜サダラとは言いません。「ザ」と「ダ」の区別がなく分別が難しい。フリガナをそのまま方言でパソコンに入力してしまい、アンマッチとなってお客様に迷惑をかけてしまった(50歳、大阪府)
なれ寿司の匂いと色に絶句。それをおいしいという主人にまた絶句(57歳、大阪府)
「つれもていこら」…まちのあちこちでキャッチフレーズになっていて不思議。何を言っているか「???」でした。「いける」…できる、できる? 大丈夫、大丈夫?の全てにおいて「いける」を連発され、他の言葉は?と思いました(35歳、千葉県)

鯖の丸焼きを、すき焼きのようにタマネギや長ネギなどと一緒に甘辛く炊いていただく料理に驚きました。とまどった方言は、申し送りなどで頻繁に使用されていた「おそおそ」という言葉。なんとなく言いたいことはわかりますが、きちんとした時間が知りたい時に、「おそおそ」で片付けられてしまう曖昧な表現に、良くとまどいました(37歳、富山県)

茶粥(写真右)。ありそうでなかった食べ方で、徳川家のお膝元は上品なんや〜と思った(32歳、大阪府)
 最も多かったのはこの言葉の使い方。

なんといっても「しか」という方言です。他県ではまずあり得ないのではないでしょうか。「こっちしかいい」と言われた時の衝撃は10年経った今も忘れられません(28歳、宮崎県、ほか多数)

数10年前の出来事。長男が学校から連絡帳を持ち帰り、その中に「おちん代○○円」と記してありました。九州出身の私たちは何の意味か理解できず。そーっと近所の方に聞いたことがありました。早や和歌山に住み47年。この土地で一生涯を過ごすことになるでしょうね(67歳、大分県)
子どもが入った保育所で使われていた「おっぱ」(写真右)という言葉にびっくり(45歳、東京都)。和歌山在住歴21年のこの女性は和歌山でのエピソードと共に、最後はこんな風に締めくくってくれました。
和歌山の人は和歌山弁を卑下しすぎです。きたないとか恥ずかしいとかどうしてみんな思うのでしょうか? ただ違うというだけです。
 “ぞうきん”を“どうきん”、“ざぶとん”を“だぶとん”と言ってると指摘しても「え〜わたしらそんなことデンデン言うてないで〜。デッタイ言うてへんわな〜」と答える和歌山のおばちゃん! サイコーです。素朴であったかくって、メッチャ面白い和歌山弁にもっと自信を持ってください。
和歌山に来て、30余年になります。最初にびっくりしたのが引っ越しの手伝いで、タンスを運ぶのに「さげて」というので下に降ろしたら怒られた。後で聞いたら「提げて」と上げることだった(57歳、兵庫県)
食べ物がうまい。6キロほど太りましたよ(29歳、愛知県)
京都で下宿している次男と和歌山弁の話になりました。友人から「水セッタ」は和歌山弁だったと言われて、ショックだったようです(56歳、奈良県)
和歌山らしさ満載ユニーク川柳
「おおきによ」よーが元気をくれる朝(63歳、北海道)
梅干しはかだらに良いさけ食べなあよ(75歳、群馬県)
足ぶつけにえてしまった…何の煮物?(38歳、静岡県)
「けー」「やー」の微妙なニュアンス難しい(34歳、島根県)
きょうははといった自分に気がつかぬ(42歳、佐賀県)
おいやんはもしかしてそれ俺の事(87歳、香川県)
人はある、物は居てると言うじいちゃん(68歳、大阪府)
先生も体をカダラと言い通し(64歳、兵庫県)
西に縁海風吹いて夏涼し(63歳、岡山県)
転勤族和歌山弁にやっと慣れ(70歳、群馬県)