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| 「おはなし一輪」のコーナーは2007年6月から始まりました。読者のみなさんの感動したことや心に残った出来事など、ささやかな暮らしのワンシーンを掲載してきました。その数は半年間で約30。中から、今回は3人の「おはなし」のそれからをご紹介します。心にほっこりと、「おはなしの花束」届けます。 | |||
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昨年(2007年)10月26日の県高校軟式野球新人戦、南部高校との準決勝。勝利を収め、控え室に戻ったとき、監督の木村先生から「ノーヒットノーラン達成や!」と聞かされました。その時はただただびっくりしてしまいました。強豪の南部高校を1対0で破り、決勝進出を決めた喜びが強く、自分の記録には全く気づいていなかったからです。 ◇ ◇ ボクサー先生の記事を読み、自分の夢への第一歩を踏み出しました。 |
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「母の言葉を胸に」にも書きましたが、私に小説を書くきっかけを与えてくれた母が昨年(2007年)6月、他界しました。その直後、粉河を舞台にした『春のうねり』がコスモス文学新人賞・長編小説部門新人賞奨励賞に選ばれたと連絡がありました。 文章を書く一人として、執筆を始めた15年前から「本を出したい」という気持ちは持っていました。これまで手がけた作品もすべて情熱をそそいだものばかりですが、今回は亡母が天国から後押しをしてくれたのだと思います。 電話をした2社目の出版社で担当に原稿を送ると、「読むことが止められなくなるほど引き込まれていく作品でした」との返事をいただき、出版の運びに至り、2月下旬、全国の書店に並ぶことになりました。 これまで母は、完成した原稿を見せても、「本になったら読むわ」と目を通してはくれませんでした。母なりの励ましだったと思います。出版が決まった今は「良かったね」と言ってくれると思いますが、おそらく内心は売れるかどうか心配しているだろうと想像します。 母に読んでもらいたい気持ちがある反面、晩年も病床で1日1冊の文庫本を読むほどだった読書家の母の感想がだれよりも恐いと思います。きっと褒め言葉よりも、今後執筆を続ける上でプラスになる言葉を贈ってくれるに違いないでしょう。 母の死後、愁嘆は否めない事実でしたが、「おはなし一輪」に載せたことで気持ちにけじめをつけ、新たな出発点に立つことができました。「おごらず、初心を忘れずに」という母から言われた言葉を大切にしていきたいと思います。 (和歌山市 得津美惠子) |
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先月9日、七曲市場のお祭りに出張カフェWithを出店しました。七曲市場は私にとって特別な場所。父の店があり、小さいころから商店街のみんながかわいがってくれました。今も店を手伝っているので様々な方にお世話になっています。 父の店に来ていた市場の役員の方に「七曲でカフェが開ければ…」と相談したところ、「じゃあ一緒にやろうか」と話を通してくれました。商店街の皆さんへの恩返しと、ここで店を営んでいた、亡くなった大好きな祖父のためにも頑張ろうとの気持ちが強くなりました。 足立先生がゼミの新人全員で取り組むことを提案してくれました。準備を重ねて迎えた当日、朝5時から焼いたケーキはすぐに完売。ほかにもスープやホットサンドなど体も心もあたたまればと作ったメニューも好評でした。「頑張ってるね」「ありがとう」との声やうどんの差し入れなど、私たちも商店街からあたたかさをもらいました。同時に、またここでやりたいという思いがひしひしと湧いてきました。 1人ではできなくても、2人いれば2人以上の、3人いれば3人以上の力が発揮できると、今改めて実感しています。これからも「まちづくり」に熱い思いを持った人たちの中で、自分も意識をもっともっと高めていき、広い視野が持てる人になりたいと思います。 商店街は人のつながりが深く、人情が溢れています。まちの中心的存在の商店街が元気になれば周りも元気になるはず。今後は、商店街にあまり行かない人にも良さをPRするイベントができればと考えています。 (和歌山市 小泉萌) |
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