1986年に、東京の伊豆大島にある三原山が大噴火を起こし、島民が船で脱出する大事件がありました。その時、町役場の一部の人達や、警察官、消防隊員は、危険を覚悟で町に残ったそうです。消防隊員は、町にせまってくる溶岩に命がけで放水し、警察官は、無人の家々の財産をねらう人が島に入らないように、24時間見張りをしました。町役場の人達は、町の中を走り回って閉め忘れた窓を閉めたり、ペットにえさをやったり、主人がいなくなった花壇に水をやったり、島の住民達の用件を聞いて、町のくらしを守ったそうです。
たとえ命の危険があっても、地域にふみとどまって、人々の町やくらしを守ってくれる人達がいることに、私は本当に感謝したい気持ちになりました。そして、それぞれの町や村の役場、市や区の役所の人々がその地域の人口や住民の様子を、だれよりも知ってくれているから、みんなが平等に安全で健康な生活ができるのだと思いました。
特定の人のためではなく、住民全体のために働く人々を公務員をいいます。公務員には国家公務員と地方公務員があって、地方公務員には、公立学校の先生、警察官、消防署員、役場職員、保健師、ごみ収集作業員などがあります。みんなから集められた税金で、公務員の人達が自分達の代わりに、いろんな危険から守ってくれたり、便利な生活のために仕事をしてくれているのだから、私たちが税金を払うのは当然だと思いました。
市、町、村などには、住民の生活をよりよくするために、学校、図書館、公民館、運動場、公園、老人ホームなどのいろんな施設がつくられています。この施設は、住民から集められた税金で作られているのですが、中には必要のない所に橋をつくったり、あまり使用しない豪華な公民館などが建てられたりすることもあるそうです。私は、みんなが一生懸命働いた収入の中から払った税金が、無駄に使われてはいけないと思いました。少しでも無駄をなくし、年金や医療問題が解決していければ、私たちの未来も希望がわいてきます。
税金、それは“国民の義務”です。でも決められたことだから払うというだけではなく、自分達が払った税金が何に使われているのかをちゃんと知ることが必要なのではないでしょうか。
私達が生活していく中で、必要なことに税金が使われるということがちゃんと分かれば、税金を払う事の大切さも実感するでしょう。
地域の住民の一人として、みんなで協力し合い、くらしを守るために税金を納めれば、多くの人達が安心して楽しく暮らせる国づくりができると、私は日本の未来に期待しています。
(和歌山税務署長賞)
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全国納税貯蓄組合連合会主催の中学生の「税についての作文」で次のみなさんが特選に選ばれました。
和歌山税務署長賞=田中世梨奈(西浜中3年)、上野昂輝(明和中3年)▽近畿連会長賞=山内望由季(西脇中2年)▽全能連会長賞=井口奈美(高積中2年)、森口寿(有功中3年)▽和歌山市長賞=西有加(河西中3年)▽県税事務所長賞=堀智絵(高積中2年)▽県租税教育推進連絡協議会賞=森田真衣(向陽中3年)▽和歌山市租税教育推進協議会賞=白樫由梨(西和中3年)、八木政美(有功中3年)(敬称略)
全納連会長賞以上の5人の作文は順次掲載します。