今年の干支 ねずみが主役 創作童話コンクール
審査員 松下千恵賞 ふくねずみの大ちゃん
塩澤明日圭さん(新南小3) 

 大ちゃんというなまえのねずみがいました。その日、大ちゃんは、心のやさしい男の人にひろってもらいました。大ちゃんは、その男の人といっしょにくらすことにしました。
 だけど、その男はびんぼうで、1日の食べものは、大ちゃんとはんぶっこです。大ちゃんはねずみなのでまんぷくだけど、男の人は、まんぷくではありませんでした。
 だけど大ちゃんのことをとてもだいじにしてくれました。そして、たまにたべものがすくないときは、ぜんぶ大ちゃんにあげました。大ちゃんは、その男の人がかわいそうになって、ほしにねがいました。
 「かみさまおねがいです。自分をだいじにしてくれた男の人をどうかしあわせにしてあげてください」
 そして、ねがいをして2日たちました。夜になると、そとからなきごえがきこえてきました。その男がそとにでてみると、むらでいちばんかわいいとひょうばんのむすめがいました。むすめはびょうきのようで、男は中にいれ、かんびょうをしました。だけどむすめのびょうきはなかなかなおりませんでした。
 大ちゃんはなおってほしいなあとおもいました。そして、大ちゃんはむすめのちかくにより、「チュー」となきました。すると、むすめはめがひらき元気になりました。
 「ほんとうにありがとうございます」
といいました。
 そのむすめには父と母がいて、男はむすめをその父と母のところにつれていきました。ふたりは「ありがとうございます」といい、「どうかうちのむすめとけっこんしてくれ」といいました。男は「はい」といいました。そしてふたりでなかよくくらしはじめました。
 そのむすめは、はたらきものでよくはたらき、お金がたまってきたので、ほかのかぞくにもお金をわけました。大ちゃんは「ふくねずみの大ちゃん」とよばれるようになりました。
 そして、男とむすめと大ちゃんでいつまでもしあわせにくらしました。

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 審査員・松下千恵さん(わかやま絵本の会)のコメント…自分を大事にしてくれる人の幸せを祈る、幸せを分けるといった人間としての大切な気持ちが言葉の端々に表れていました。