私は中学生です。義務教育なので中学校に行かなくてはなりません。教科書も、机も椅子も、私たちが学習するのに必要な道具は全て、税金によって賄われています。今、私にとって一番身近な税といえば、教育税でしょう。
今期私は、整備委員になりました。たまに掃除用具が収められている整備倉庫の片付けがあり、委員長の補佐をしながら自分も砂を掃き出したりと、できることをして倉庫をきれいに片付けます。片付けといえど、使える用具ばかりではないので、使うことのできない用具の処分をすることもあります。
以前の片付けの際、使えなくなった掃除用具の中に、毛糸やホコリが絡まっていて、一生懸命掃除をしたと思われるほうきや、擦りすぎてボロボロになったタワシなどがありました。
しかし、大半は自然になったとは考えられない、柄を真っ二つに折られたほうきや、ボコボコになったバケツ、砕かれたチリトリなど、人の手で壊されたと確信できる掃除用具ばかりが出てきました。
これらの掃除用具は処分され、代わりとなる新しい掃除用具が備えられました。
このとき私は「自分の物でもないのに、どうしてこんな扱い方ができるのだろう」と思いました。
掃除用具は税でもって学校に供給されているものであり、私達が快適に過ごせるように、学べるようにと与えられた学校の備品です。その備品を、そんな風に壊す、らくがきをする…何とも非道な行為でしょう。
税は、私たち中学生に直接関係のないものです。しかし、教育を受けている私たちに、税は遠まわしにでも生活の中に関わってきます。
学校の備品だけでなく、公共施設やごみ処理など、私たちが豊かで安心した暮らしができるように、様々なところで税が使われています。
そしてその税は、たくさんの人々が懸命に働いて納めているものであるということも、忘れてはいけないと思います。
以上のことをふまえて、一人一人が税のありがたさ、大切さを深く心にとどめ、税に関する意識を高めていけば、今よりもっと明るい社会が見えてくるのではないでしょうか。(全納連会長賞)