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私は、2006年4月よりパプアニューギニア(略してPNGといいます)という国の、ラバウル近くのココポという小さな町にある教員大学に2年間派遣されています。和歌山で教師をしていたので、その経験を生かしてPNGでは小学校教員を目指す学生や現職教員に理科実験をメインに理数科目を教えています。その他、近隣の小学校で教員研修を実施しています。ラバウルと聞けば、今の日本の若者にはとんとなじみのない所だと思います。今から60数年前、太平洋戦争の南の最前線であるこの地に15万人もの日本の若者が派遣され、大半が戦闘ではなく、餓えと病気で死んでいったということを知る人も少なくなっていると思います。 ラバウルは1994年、すぐ近くにある2つの火山の大噴火により現代版ポンペイ状態となり、街の大半は火山灰により壊滅しました。奇跡的にも死者は、頑強に避難を拒んだ老人1人であったと記録に残っております。その後、都市機能の中心は、私が住んでいるココポというラバウルから40キロ程離れた町に徐々に移ってきています。ココポには、約2万人が住んでいます。町は本当に小さく、ラバウルに通じる幹線道路沿いに教会を中心に広がっています。 私の任地ココポ、ラバウル周辺は第2次大戦時に多くの日本人が駐留していたため、日本人に対しとても良い印象を持っています。『ハトポッポ』や『ウサギと亀』など日本の童謡を子どもから大人まで多くの人が歌うことができ、すれ違う人が日本語で挨拶をしてくれることもあります。次の世代へ日本人から習ったことを伝えていることから、日本人に対し親しみを持っていると感じます。 パプアとはマレー語で「縮れ毛」という意味です。600を超える民族が住み、豊かな自然の中で独自の伝統やスタイルを今も守り続けています。また、800もの異なる言語があるとも言われています。あまり知られていないPNGの内面を少しでも知ってもらえたらと思います。 写真=噴火で街は被害を受けた (第2、4水曜掲載) |
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