アイドリングストップに
相互タクシー 全車にエコスターター

            
 相互タクシー(和歌山市松島)は、簡単な操作でエンジンを停止、再始動でき、アイドリングストップできる「エコスターター」を全車両に搭載した。燃料費高騰への対策と環境への貢献を図るのが目的。同社は「信号待ちでもエンジンが切れ、省エネに効果が期待できる」と話している。
 エコスターターは、停車しブレーキペダルを踏んでシフトをニュートラルに入れるか、停車しブレーキを踏んで、専用スイッチを押すと、エンジンが止まる仕組み。始動は、ブレーキを踏み直すか、専用のスタートボタンを押す、もしくはシフトを再度ドライブにしニュートラルに戻すことで可能。
 キーによらず、簡単にエンジンを停止始動できるため、信号待ちの時もエンジンが切れ、エネルギーが削減できる。また、停止してもエアコンなどは切れず、乗客も快適に乗車ができる。
 同社のタクシーの燃料はLPガスだが、近年の悩みは価格高騰。リットルあたり50円だったのがここ数年で90円台と倍近くにはねあがった。タクシー運賃は業界単位で決めるため運賃を上げることができず、打開策が急務だった。
 このため、同社は昨年(2007年)10月から、試験的に10台のタクシーにエコスターターを搭載。一定の効果が見られたことから今月、全車両113台へ導入した。現在は運用状況と効果を見極めており、畑和宏工場長は「運用は運転手に任せているが、全体のデータを取りながらより効果を上げていきたい」と話す。
 田畑孝芳社長は「エコスターターの導入はできる範囲での最大限の努力。LPガスはクリーンで廃ガスは少ないが、二酸化炭素の削減にもつながり、グリーン認証取得の第一歩にしたい」と話している。

写真=専用スイッチで、エンジンが停止、始動する