税の作文
森林を救う税
有功中3年 森口 寿

 現在和歌山では、間伐などの手入れや、伐採後の植栽などが行われずに放置され、荒廃した森林が増えているらしいです。そんな森林を助けるために、和歌山では昨年の4月から新しい税ができました。その税の名前は「紀の国森づくり税」です。
 私がこの税の事を知ったきっかけは、テレビのニュースです。私は普段ニュースを見ていて、税の話が出てきても、あまり気に留める事はありませんでした。税の話は難しくて、理解することは大変なんだと思っていたからです。でも、「紀の国森づくり税」という言葉を聞いた時に、これなら私にも理解できるかもしれないと思い、そして同時に、理解したいという気持ちになり、くわしく調べてみることにしました。
 インターネットで調べてみると、『水源のかん養、県土の保全等の公益的機能を有する森林からすべての県民が恩恵を受けているとの認識に立ち、森林を県民の財産として守り育て、次の世代に引き継いでいくことを目的とする』と書かれていました。私は、それはとても良いことだと思いました。このまま放っておいて、次の世代の人達に森林を残せなくなるのは、かわいそうだと思うし、森林から恩恵を受けているという認識を持つことは、私たちにとって大切なことだと思うからです。
 その税金の活用の方向性は、主に3つあります。1つは県民が森とあそび、まなぶことによって、森林との距離感を縮めるために、森林を舞台にしたあそび場の提供や、森林環境研修などを行うことです。2つ目は、豊かな森林を取り戻すために、植栽放棄地への広葉樹等植栽や、異分野の協働による森づくりなどを行うことです。そして、3つ目は、公共施設などへの木材利用や、森林から得られるさまざまな産物の利活用に関する調査、研究などを行うことです。
 私は、森林を助けるための税があることを今まで知りませんでした。そして、自分で興味を持って調べることができて、色々なことを知れて良かったと思います。
 税を払うことで、森を助ける活動に参加できるということは、一部の人だけではなく、この県に住んでいる人全員が森を助けているということです。そして、森を助けることで、私たちの暮らしはよりよくなると思います。それはとても素晴らしいことだと思います。
 「紀の国森づくり税」はまだ実行されたばかりです。私は、税を正しく使って、良い結果を残してくれることを願っています。
    (全納連会長賞)