がん対策に計画策定
和歌山県 死亡率25%減めざす

            
 がんによる死亡率が年々増加するのを受け、和歌山県は「県がん対策推進計画」を策定した。県健康づくり推進課は「死亡率の高いがん対策を進めるため、計画を実行していきたい」と話している。
 厚生労働省の推計によると、男性の2人に1人、女性の3人に1人が一生に1度はがんに冒される。県内のがんによる死亡率は、男性の肺がん、女性の大腸がんで全国1位、全てのがんでも男性で9位、女性で6位と高い水準にある。
 全体目標に「死亡率の減少」「患者及び家族の苦痛の軽減と、療養生活の質の維持向上」を掲げ、今後10年で、10万人当たりのがんによる死亡率を現在の98・5から25減少させる。
 計画では、検診の受診率向上による早期発見と予防、診療体制の充実を図る。具体的には、県立医科大学を拠点に日赤医療センター、那賀病院など六病院で病院間の連携、機能分担し、県内のどこでも同じ水準の診療が受けられるよう整備する。また、相談支援センターの設置や、市町村ごとにがん検診受診率の把握や情報提供を行い、受診率50%以上をめざす。