|
|
|||||||
|
|||||||
2007年9月にスウェーデンの首都ストックホルムで個展を催すという幸運を得た。北欧はグッドデザインの物が多く生み出される所なので人々の目が肥えているに違いない。私にとっては良い武者修行になりそうだと覚悟を決めて出かけた。展覧会場はギャラリー・プッケルン。それは、アトリエを兼ねたアートジュエリー店や高級商業ジュエリーを扱う店、また画廊などが軒を揃えるホルンス通りに位置している。 開会パーティでは、大勢のお客様が集まって下さった。スウェーデンの人たちは上手に英語を話すので会話がスムーズに進む。中にはどういう考えを基に制作をしているか、日本人としての美的感覚をどう使おうとしているか等といった掘り下げた質問を受ける事もある。そういう応対をするのが私にとっては至福の時である。私の作品は簡素なデザインでユーモアがあると言ってくれ興味を示してくれたり、買って下さる方もいて、うれしい経験となった4日間であった。 前から連絡を取っておいた国立美術大学“コンスファック”を訪れることもできた。私の尊敬するデュート・ピーターズ氏がここでメタルアートとジュエリーの専任教授をしている。あいにくピーターズ先生は海外出張で学校におられなかったが、大学院生のアダム君が施設内案内をしてくれる。思っていた通り設備が整っている。鉄専門の溶接室、ハンマー室、鋳造室…。そして制作には金属及びそれ以外の素材使用を奨励している。学生たちがあらゆる技術を習う事が出来る良いプログラムである。また“プラチナ”という現代ジュエリー専門店も訪れ、店主のオーサさんと意見交換をしたり、私の作品に批評と示唆をしてもらうことができた。 北欧への旅は、美術の総括と共にこれから自分が何をしたいのか、するべきかなど将来のことを考える良い機会となった。 写真=開会パーティで花束をもらう (第2、4水曜掲載) |
|||||||
|
|