母親をこころで描く
和歌山市の広瀬亘さん 全国公募展大賞記念し個展

            
 和歌山市和歌浦中の広瀬亘さん(43、写真上)が、昨年(2007年)の「アートムーブ小品絵画コンクール」で大賞に輝いたのを記念した個展「広瀬亘の世界-こころで描く線」を5月20日(火)から5月25日(日)まで、大阪市のパステル・ハウスMで開く。
 PCアート振興会議(ポテトチップス)主催の同コンクールは、1996年に「ポテトチップス絵画コンクール」の名前で始まった全国公募展。2006年に現在の名称となり、昨年は188点の応募があった。
 広瀬さんは母親の敏子さんをモチーフに描き続けており、05年の「障害をもつ人たちの美術展」では大賞に選ばれた。昨年のアートムーブ〜に応募した「僕のお母さん2」は、敏子さんの横顔をパステルでダイナミックに迷いなく描いた作品。審査員から「描こうとするエネルギーがほとばしっていて、自由に描くことの原点を見る思い」との評価を受け、大賞に輝いた。
 今回の個展はポテトチップスコンクール事務局主催。6号から15号までの作品30点に、「どうしたの?」「あゝしんど…」「カレーおいしかったよ」など、敏子さんが見て感じた“ひとこと、ひとりごと”を添えて展示する。このほか、ハガキサイズの作品約40点が並ぶ。敏子さんは「母親の心の中を感じ取ってもらえれば」、PCアート振興会議主宰の山下裕子さんは「わずかな線にこころの全てが入っている。その線からパワーを感じてほしい」と話している。
 午前11時から午後7時(土日は5時)まで。

写真下=大賞作「僕のお母さん2」