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紀三井寺(和歌山市紀三井寺、前田孝道貫主)の新仏殿に、寄木造りの立像として国内最大の「大千手十一面観音像」が完成し、5月21日、落慶法要が開かれた。観音像の造立は「迷える時代の心の灯台にしよう」と紀三井寺が計画した。日本を代表する仏師の松本明慶さんが7年かけて制作。本堂の十一面観音像と千手観音像を融合した姿で、全身金箔塗り。高さ12メートル、重量30トンと寄木造りの立像としては国内で最も大きい。 法要は午前10時から、同寺内の国指定文化財「楼門」「鐘楼」「多宝塔」の改修竣工報告も兼ねて開かれた。最初に観音像にかけられていた幕が取り払われ、金色に輝く姿を披露した。続いて前田貫主はじめ西国三十三カ所霊場の寺院の僧侶が読経し、観音像に魂を込めた(写真)。 法要には関係者が多数出席し、仁坂吉伸知事が「何百年に一度のことに立ち会わせて頂き感動しました。名草の山から和歌山を愛情を持って見つめて欲しい」。紀三井寺仏殿建立奉賛会長の島正博・島精機製作所社長が「平成の世を代表する仏像になる。世界遺産の玄関口にある紀三井寺の発展につながれば」とあいさつした。最後に前田貫主が「観音立像との縁を結んで頂き、みなさんのご多幸を祈念します」と感謝の言葉を述べた。 |
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