街中に健康づくりの拠点
和歌山県立医科大学  年内オープンめざす

            
 和歌山県立医科大学(和歌山市紀三井寺)は8月8日、ぶらくり丁のフォルテワジマ内に「みらい医療推進センター」を開設する計画を明らかにした。地域医療の向上と中心市街地活性化を目的に年内のオープンをめざす。南條輝志男学長は「医療の軸足を治療から予防に置き、市民公開講座を開き、健康づくりの拠点にしたい」と話している。
 同センターは予防医学の研究と学生の実習に活用する「げんき創造研究所」が中心。生活習慣病や老化の予防対策、膠原病・リウマチ治療対策、東洋医学の4本柱を軸に、約30人の医師や看護士、薬剤師が市民の健康を支える。
 生活習慣病対策は、4月に始まった特定健康診査・特定保健指導を受け、メタボリックシンドロームへの運動や食事療法を指導。老化予防は、理学療法士や老人ホームと連携し、介護予防運動を推進する。県内に専門医が少ない膠原病やリウマチは県外から医師を招き、東洋医学は漢方薬の処方を行う。また、和歌山大学や高野山大学と連携し、観光医学や温泉医学について研究を進める。
 県立医大は、大学がある紀三井寺周辺を先進医療ゾーン、かつらぎ町の紀北分院周辺を高野山とリンクさせた心のケアゾーン、そして今回開設するみらい医療推進センター周辺を予防医学ゾーンと位置づけている。南條学長は「先進医療を地域に還元し、地域医療の実践の場として役立てる」としている。

写真=計画を発表する南條学長(右)