飲み込んで小腸検査
早期発見へカプセル内視鏡

            
 直径11ミリ、長さ26ミリのカプセル型小腸内視鏡が注目を集めている。水で薬のように飲むと、1秒間に2枚の写真を撮影しながら体内を進む。画像は、腰に装着したデータレコーダに保存され、家事や仕事など通常通りの生活が送れる。
 和歌山市船所の中江病院は今年(2008年)4月から和歌山県内で唯一カプセル内視鏡を導入している。従来、小腸はバリウムなど造影剤を飲んだり注入したりして、X線写真を撮影したり、管を通す内視鏡で検査を行っていた。しかし、全長約6メートルと長く、曲がりくねった小腸全域を、口や鼻、肛門から撮影することは困難だった。カプセル内視鏡は消化管を通過しながら約八時間かけて内部を撮影し、自然排出される。
 上部と下部消化管の検査をしても原因がわからない消化管出血がある患者が対象。昨年10月からは保険が適用。
 同院の熊本光孝副院長は「苦痛なく検査できるのが大きなメリット。『暗黒大陸』とも呼ばれる小腸の根本的な原因がつかめ、これまで見えなかった病変が見つかる率も高く、早期発見、治療につながる」と話す。
 問い合わせは中江病院(073・451・0222)。

写真=小さいカプセルで苦痛なく検査できる