歴史いっぱい 内海のええとこ散策
10月11、12日 にぎわい祭り

            
 江戸時代の民家や商家が残る海南市内海地区の“ええとこ”を知ってもらおうと、「内海にぎわい祭り」が2008年10月11日(土)と10月12日(日)、地区内の熊野街道と藤白神社で開かれる。主催はまちおこしに関心のある市民約20人でつくる「海南にぎわい会」。吉川芙美会長は「今も残る古いものを大切に残し、自分たちのまち海南を愛してもらうきっかけになれば」と願っている。
 海南市内の熊野古道は世界遺産登録地域から外れたものの、「熊野への入り口」と呼ばれる藤白神社を中心にハイカーの人気スポットとなっている。「海南駅からリュックを背負って藤白神社方面へ歩いていく人もよく見かけます」と吉川会長。そんな中、昨年5月26日のニュース和歌山で、藤白坂を国指定史跡にしようと市が整備に乗り出したことを知り、「このチャンスをまちおこしにつなげたい」と行動を開始。まちづくり活動に携わる人に声をかけ、協力者を募った。
 勉強のため、熊野古道を歩くイベントにも参加。海南市内で生まれ育った吉川会長だが、「地元に住んでいても知らないことがたくさんありました」。地区内に約300年前の庄屋屋敷や、源義経とその家来の鈴木三郎、亀井六郎兄弟の供養塔が日限浄土寺に残ってることを初めて知った。
 今回開くイベントでは、これら地域の歴史にふれながら海南駅から藤白神社までを散策してもらう。熊野古道と並行して走る熊野街道沿いの店や住宅前に市の特産品である漆器盆を飾るほか、みかんの苗木を木桶に入れて並べ、通り沿いの雰囲気を演出する。
 多彩なイベントも実施。10月12日は藤白神社で午前10時からオープンカフェ、11時からソーラン踊りと邦楽ライブ。両日とも杉本邸で花畑重靖さんが写真展を開くほか、10月11日午後1時から撮影講習会を行う。このほか、10月12日日午前10時から、草木染め体験を林商店、陶芸体験をクリモト洋品店で開く。
 吉川会長は「今回は2日間のイベントですが、継続して開くことでまちおこしにつなげたい。熊野街道のイベントが市全体に波及してゆけば」と話している。
 草木染め、陶芸体験は要予約。問い合わせは吉川会長(073・483・2303)。

写真=熊野街道沿いを赤い漆器盆で演出