七宝の魅力にふれて
和歌山同好会が初作品展

            
 工芸の一つ「七宝」の魅力にふれてもらおうと、和歌山県内の作家が立ち上げた「和歌山七宝同好会」が初めての作品展を10月14日(火)から10月22日(水)まで、和歌山市役所1階市民ギャラリーで開く。
 七宝は、銅などの上にガラス質の釉薬をのせ、800度前後の高温で焼いて仕上げる工芸。同好会は、日本七宝作家協会評議員を務める中谷幸さん(同市西高松)の呼びかけで2月に発足した。現在、同市や紀の川市、御坊市などで活動する50代から80代まで14人が所属している。
 美しい光沢が特徴の七宝だが、中谷さんは県内での認知度の低さが気になっていた。「七宝のアクセサリーを知っていても、額作品は見たことがないという人がほとんど。額作品は制作に時間がかかるため、作品展自体も少ない」と話す。
 同好会ではメンバーが作品を持ち寄り、定期的に展示会を開く計画で、今回が第1弾。14人が小品一点ずつを出品する。中谷さんは「絵や写真、手芸などでは出せない色やツヤ、光沢が七宝にはあり、仕上がりが上品なのが魅力。作品を見て、『これって何?』と疑問を持ってもらうところから広めたい。また、メンバー同士が刺激しあい、感性を磨いて技術向上に役立ててゆければ」と話している。
 問い合わせは中谷さん(073・444・5539)。

写真=中谷幸さんの作品「はにわ」