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社会福祉法人つわぶき会のつわぶき授産工場(和歌山市和田)がバイオディーゼル燃料の精製事業に2008年12月13日(土)から乗り出す。環境保全に貢献し障害者の就労機会を確保するのが目的で、地域や地元企業から廃食油を集め、リサイクルを図る。県内の福祉施設としては2例目で、同工場は「地球温暖化防止を図りながら福祉向上に努めたい」と話している。つわぶき授産工場は1984年設立。運営母体は同市障害児者父母の会で、知的障害者と身体障害者に就労と生活支援を行う。現在は約60人が建具など木工や機械の組み立て作業に取り組んでいる。しかし、効率的な作業は難しい面があり、労働賃金の向上が常に課題となっていた。2年前の障害者自立支援法施行で、さらなる就労支援と賃金アップが求められ、対策に頭を痛めていた。 目を付けたのがバイオ燃料の精製事業。近年、全国的に行政の支援を受けバイオ燃料精製に取り組む福祉施設が増えるなか、燃料精製の小型プラントを知り、検討を開始。日本郵政グループ郵便事業から助成を得ることができ導入を決めた。 精製事業は、植物性の廃食油を集めて薬品で分離させた後に濾過(ろか)し、バイオ燃料として再利用可能にする。バイオ燃料は近年、ディーゼル車対応の軽油代替燃料として注目されている。軽油と比較しても二酸化炭素排出量が少なく、アトピーなどの原因になる硫黄酸化物がほとんど含まれず、環境への負荷が少ない。 精製は1日100リットルがめどで、作業は地元企業や小学校、地域の自治体からの廃油回収が中心になる。田中哲生施設長は「回収作業は地域や一般の企業の人とのふれあいにつながり、環境の面で社会貢献につながる。働きがいを持てる」と期待。また、吉村雅弘授産部長は「廃油が多く集まれば、事業を次のステップに進めることができる。地域や地元企業の人にも協力して欲しい」と話している。 写真=導入した燃料精製小型プラント |
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