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10月に行われた宅地建物取引主任者資格試験。全国約21万人が挑んだこの国家資格試験に最年少15歳(受験時)で合格した。15歳での合格は和歌山県内歴代最年少とダブルの快挙だ。不動産取引の際に重要事項の説明などを行う宅地建物取引主任者、通称「宅建」は人気の国家資格。近年は需要が高まり、毎年約20万人が受験するが、合格率は17%と難度は高い。 「高校生になったら、人と違うことをしたい」と考えていた。小学校時代は空手、中学校ではテニスに打ち込むスポーツ少年だった。「今度は何か違うことに挑戦したい」。アルバイトもいいしクラブもいいが何か物足りない。悩む気持ちを父、幸也さんに打ちあけると、「資格取得なんてどうや」との声。父は現役の宅建講師として、専門学校や大学の教壇に立つ。宅建に興味があったわけではなかったが、“資格”の持つインパクトが気に入った。 4月に勉強を開始したものの、苦悩が続いた。学校の勉強との両立は予想以上にきつく、「落ちるとかっこ悪い」と思い、友達には秘密にした。学校や塾と違い、ライバルがいない。自分にプレッシャーをかけようと、「何としても今年の1回で合格する」と強い決意をブログにつづった。しかし内心は不安だらけ。孤独な闘いの日々が続く中、「父のアドバイスだけが頼りでした」。 試験本番は中間テストの真っ最中。悩んだが、宅建に力を注いだ。そして手にした合格通知。達成感が広がるとともに、自分よりも喜ぶ家族の姿に胸打たれた。高校1年生の半年を宅建受験に費やしたが、次に挑戦したいことは?との質問に、「もっと高校生らしく遊んだりもしたい」と笑った。 □ □ 和歌山で輝き始めた平成生まれの“キラ星”たちを水曜号1面で紹介します。 |
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