和歌山の食 多彩に発信
ウェブサイト「フウドわかやま」

            
 NPO法人のフウドわかやま(児玉敏昭代表理事)は昨年末にウェブサイト「フウドわかやま」(http://www.fuud.jp/)を立ち上げた。和歌山の農海産物の情報をはじめ、郷土料理や食の匠を取材した特集を盛り込んでおり、児玉代表は「和歌山に住んでいる人に地元の食の素晴らしさを知って欲しい」と話している。
 長年、広告の仕事に携わってきた児玉代表。近年はウェブデザイナーとして数多くのホームページを制作しており、これまで企業、個人合わせ100件以上手がけている。
 一方で、以前から自分たち40代から50代の人はインスタント食品が出始めたころに育ち、「最も食育がない世代」と感じていた。「今の子どもたちは学校で食育の授業を受けている。幅広い世代の人が地元の食べ物から食を見直せるきっかけにしたい」と考え、ウェブサイトを立ち上げた。
 内容は、「食の匠たち」と題し和歌山で食にこだわる生産者、料理人の姿を紹介するコーナーをはじめ、各地域の郷土料理を紹介。旧大塔村の正月料理「ぼうり」や紀の川流域の「鮎ずし」などの材料と簡単な作り方を掲載している。また、農作物、魚介類と多彩な旬の食材を網羅し、その栄養を記しているほか、イベントコーナーもある。
 ウェブ開設後、「消費者目線で情報を発信している」と反響の声もあり、児玉代表は「食にこだわる人々を線で結び、和歌山の食をはぐくむ活動につなげたい」。現在、地元の食材を使い、未来の郷土料理となりうる料理を、栄養、食事のバランス面も含めて紹介するコーナーを構想している。児玉代表は「例えば寿司でも和歌山ならではの特徴がある。新しい切り口を見つけ、和歌山の食を県外に発信していきたい」と話している。

写真=「新しい切り口で広く発信したい」と児玉代表

※ニュース和歌山2009年2月25日号掲載