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「大正生まれの母・ガールズ『小さな秋〜ペネロペ・ペネロップ展』」と題した展覧会が11月7日(土)と11月8日(日)、海南市名高のギャラリーうるし蔵で開かれる。手工芸品や書、水彩画の展示のほか、コーラスのCDを流し、大正時代に生まれた母たちのあたたかな作品にふれてもらおうと、出品者の娘、舟山れいらさんと道本みどりさんが企画した。舟山さんは「戦争中に青春時代を過ごした母たちの作品に、一人でも多くの方に足を止めてもらえたら」と話している。作品展を開くきっかけ になったのは道本さんの母、中島雪子さん(92、紀の川市)が1993年に書いた自叙伝『流星』。戦後、中国から3人の子どもを抱えて帰国したことなど歩みをまとめた一冊で、7年ほど前にこの本を読んだ紀美野町の染色家、舟山さんが感動、本のタイトル「流星」をテーマにした染め物をプレゼントしたことから交流が始まった。 90歳を超えた今も一日中、細かい針仕事に精を出す中島さん。そんな姿を見た舟山さんや道本さんが「私たちがメッセンジャーになり、作品からみなさんに元気をもらってほしい」と以前から展示会開催を思い描いていた。 準備を進める中、会場に借りることになったうるし蔵のオーナー、田嶋留美子さんの母、壷宋(こそう)さん(88、海南市)が書作品を、道本さんの義母、絹代さん(88、和歌山市)が水彩画を出品することに。また、埼玉に住む舟山さんの母、とし子さん(84)は70歳から取り組むコーラスのCDを会場で流す。 一部作品は販売し、売り上げは路上生活者への支援活動を行う和歌山夜回りの会などに寄付することに決定。それを知った田嶋さんの知人で、同様の支援活動を東京で行う井村明子さん(75)が着物地で作ったかばんやランチョンマットを提供、会場を彩る。 展示会に向け、作品づくりに熱が入る中島さんは「一人ひとりが持っていることを今の世代の人たちに伝えたい。私自身、90年の人生を歩んできて、若い人たちの何かプラスになることができたら幸せ」とにっこり。道本みどりさんは「母たちには自分たちががんばって生きてきたことを見つめる日にしてほしい」と願う。 午前10時から午後4時まで。また、両日とも2時から、道本さんが家族で組むバンド「フルハウス」のミニコンサートがある。問い合わせは舟山さん(073・489・4492)。 写真=展示会に向け毎日作品づくり励む中島雪子さん ※ニュース和歌山2009年11月4日号掲載 |
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