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全国の小中学校や給食センターが給食の味と栄養を競う全国学校給食甲子園の決勝大会が11月8日、東京都内で開かれ、和歌山市立有功小学校が準優勝した。学校給食甲子園は、NPOの21世紀構想研究会が主催。規定の栄養基準で、地域の物産を生かした給食メニューを考え競い合う。4回目の今回は、全国1522校が出場し、うち書類選考で残った12校が決勝に進出した。 有功小から挑んだのは栄養教諭、高橋啓子さんと技術副主任の倉八由佳さんの2人。昨年も鯨のピーナッツがらめをメーンに挑んだが、2次選考で敗れた。自信の献立の敗退を受け、敗因を分析し、課題としたのが見た目。「色合いの美しさも意識しよう」と再挑戦を図った。 今回は、めはりずし、紀州梅鳥の梅酢揚げ、インゲンとほねくの煮物、ふわふわかき玉汁、みかんと、和歌山色を前面に出した。給食で児童に大人気の梅鳥の唐揚げをメーンにし、教員の姑の得意料理インゲンとほねくの煮物をそえた。食材には、食育の一環として学校で児童が作ったインゲン、ほうれん草を使い、学校こぞっての“全員野球”で挑戦した。 「めはりずしは2個とも高菜を巻くと、ビタミンAが上がりすぎる。かといってニンジンを外すと色が落ちるなど、栄養摂取基準の中で内容をかえるのに苦労しました」と高橋さん。調理する倉八さんは「基本的な設備があれば、どこでも作れるメニューで勝負したいと思いました」。7月に学校で開いた親子料理教室では、この献立を参加者に出して反応を確認。意見を反映させた。 11月8日の決勝は、12組が1時間で5食分を作るのがルール。ただし、肉を扱う時は手袋を使う、野菜は3回洗うなど決められた工程で作らねばならず、時間もライバルになった。倉八さんは「ちょっと舞い上がりましたが、みんなも緊張している感じでした。練習では時間通りできなかったのに決勝は時間内ででき、やりきれた感じはしました」。準優勝で学校名を呼ばれた。 高橋さんは「これだけ頑張ったのだから、どこで名前を呼んでくれるかなと思っていました。和歌山へ戻り、給食の時間に一斉に子どもたちが拍手してくれたのがうれしかったです」。倉八さんは「みんなの期待があったので、いい報告ができほっとしました。普段は作るのが仕事ですが、献立から一緒に考えさせてもらい勉強になりました」と喜んでいる。同校の南良和校長は「食と健康をテーマにした普段からの取り組みが結果につながった。日ごろのチームワークが生きました」と話していた。 写真=高橋啓子さん(左)と倉八由佳さん ※ニュース和歌山2009年11月18日号掲載 |
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