平成諸君!
世界を夢見 日夜練習
なぎなた小4日本一
新本みゆさん(10)
            
 日本武道館で8月に開かれた全日本少年少女武道錬成大会小学4年の部で全国制覇。昨年、準優勝に終わった雪辱を胸に、1年間の努力が実った。優勝の瞬間は「うれしくて泣いてしまいました」と振り返る。
 幼稚園年長の時、母の誘いで体験講習会へ出て、なぎなたの面白さに触れた。迫力に圧倒されたが、自分でやってみると「楽しい」と思えた。和歌山市雄湊なぎなたクラブに入った当初は、防具が重くて辛かったが、なれると苦にならなかった。
 なぎなたには形を披露する演技と、防具をつけての試合がある。昨年、初めて試合の部で全国大会に挑んだ。順調に勝ち抜いたが、決勝で奈良の選手に惜敗した。「緊張し力が出しきれなかった」。悔しさをバネに次をめざした。
 今年8月の大会では、目標はもちろん「優勝」。しかし、最初は試合が単調になり、2試合目は判定勝ちの辛勝だった。硬さを感じた指導者の榊倫子さんが「パターンを変えて」とアドバイス。その後、飛び込み面、なぎなたを左右に持ち替える技など試合展開に幅を出せた。
 決勝では、得意の飛び込み面を決めて快勝。審判の旗が上がった瞬間、涙が止まらなくなった。「家族では、ひいおばあちゃんが一番喜んでくれ、『おめでとう』と言ってくれました」
 現在は週五日の練習にいそしむ。「しんどい時もあります…」と言うが、「来年の錬成大会の目標は2連覇。演技も出て2冠をめざしたい」とさらに上をみる。普段は運動より読書が好き。それでも夢は「なぎなたで世界選手権出場」ときっぱり。榊さんは「練習を休まず、まじめ。いろんな先生のアドバイスを素直に受け成長して欲しい」と期待している。

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和歌山で輝き始めた平成生まれの“キラ星”たちを水曜号1面で紹介します。

※ニュース和歌山2009年11月25日号掲載