万葉歌を深く味わおう
和大土曜講座 碑や植物の意味学ぶ

    
 子どもから大人まで多くの市民に専門的な知識にふれてもらおうと、和歌山大学生涯学習教育研究センターとニュース和歌山が共催する土曜講座が1月9日、和歌山市西高松の同センターで開かれ、約120人が講義に耳を傾けた(写真)。
 この日は、「あさもよし・紀伊万葉に遊ぼう」と題し、万葉歌碑研究家の佐々木政一さん、万葉植物研究家の山元晃さん、全国万葉協会役員の馬場吉久さんが演壇に立った。
 まず、佐々木さんが県内に残る歌碑について、紀の川上流から加太や和歌浦、海南、白浜、新宮と、各地の風景や地名の由来をスライドで解説した。「実際に足を運んで景色を見ることでその地の風土を感じ、歌をより深く味わってもらえるはず」。続いて山本さんが万葉植物について、黄色の山吹が「黄泉の国」の意味を重ねて用いられたことなどを紹介。馬場さんは歌を読み上げ、参加者全員で復唱した。
 同市の佐々木悟さんは「いくつか知っている万葉歌がでてきて、断片的に知っていた知識がつながりました。歌をもっとかみしめるためにも、もっと知りたくなりました」と満足そうだった。

ニュース和歌山2010年1月16日号掲載