いちじくは名物です
和歌山ロール誕生

              
 全国で生産量2位を誇る和歌山のいちじくを使用した「和歌山ロール」が誕生した(写真)。和歌山商工会議所が取り組んだ農商工連携商品の第一弾で、関係者は「和歌山のいちじくが知られる一歩になれば」と期待している。
 同会議所では一昨年、中小企業者と農業者をつなげ、和歌山の豊かな資源を生かす連携事業を開始。その最初として、菓子製造販売のきたかわ商店とJAわかやまが組んで、全国で生産量2位を誇るいちじくの商品化を模索。いちじくは加工が困難で、日持ちしないなど商品化するうえで難点があったが、乾燥させ蜜をしみこませたコンポートにすることで菓子に使う道を開いた。三者で検討を重ね、生クリームで巻き上げて、いちじくの上品な甘みを生かしたロールケーキに仕上げた。
 きたかわ商店の内藤和起社長は「連携プレーで生むことができた商品。梅やミカンは有名だが、和歌山が、いちじくの生産2位とは地元でも知られていない。和歌山ロールをきっかけに和歌山のケーキ屋さんやパン屋さんがいちじくを使い、いちじくが和歌山の名物と思ってもらえるようになれば」と望む。また、商工会議所経営相談課の野田浩史リーダーは「いちじくは不老不死の食べ物とも言われているもの。新しい切り口をもって和歌山の物産を発信する第一号です」と話している。
 昨年末から和歌山市小雑賀の一寸法師で販売を始め、1月24日からは伊丹空港で開かれる「食の逸品会」に出品。県外へもPRする。1500円。問い合わせはきたかわ商店(073・422・0518)。

ニュース和歌山2010年1月16日号掲載