平成諸君!
笑顔の温もり感じながら
宮原神社で巫女の手伝い
宮本彩理香さん(9)
            
 「おめでとうございます。ようこそお参り下さいました」。新しい1年が始まる正月は毎年、祖父が宮司を務める有田市の宮原神社で巫女として初詣客を出迎える。「気をつけているのは笑顔。巫女の衣装を着ると背筋がピンと伸びます」
 自宅は和歌山市内。幼いころから神社で行事が開かれるのに合わせ、家族で足を運んだ。幼心に目に留まったのは秋祭りで舞を披露する巫女。5歳の時、父の勧めであこがれだった巫女の衣装に袖を通し、お守りや破魔矢を販売した。
 5年目の今年は甘酒を初担当。積極的に勧めると、周りには体も心も温まった参拝客の人だかりができた。寒い中でもコートを着られないが、「みんなの笑顔が温かいから大丈夫」とほほえむ。
 巫女を手伝うようになり、日本の伝統文化に関心を持ち始めた。茶道や立ち居振る舞いを習ったほか、今も着付けと書道の教室に通う。特に書道は硬筆6段、毛筆3段の腕前。「将来、神社に貼る『謹賀新年』や『初祈願受付』などの文字を書くのが目標です」
 氏子による山車や子ども御輿で盛り上がる秋祭りを筆頭に、行事が開かれる度、神社は多くの地域の人でにぎわう。「すごくみんなが大切にしている場所。神様が喜んでいるみたいで、いつも輝いている。だから、宮原神社をみんなにもっと好きになってほしい」
 神様はきっと、若き巫女の笑顔も喜んでいる。

ニュース和歌山2010年1月30日号掲載