学びの広場

笑顔と熱いハートで“癒し合い”
・・・ボランティアグループ・アップル・・・

    
活動拝見 老人ホームや病院への慰問に取り組む「ボランティアグループ・アップル」。歌や踊りを披露するのではなく、利用者の能動的な活動を大切にし、一緒に唱歌や懐かしの歌を歌ったり手遊びを楽しむ。会員約60人を引っ張る岡育子代表は「『してあげる』でなく『一緒にする』ことで、お年寄りは受け身でなく主体的な活動ができる。生涯学習として生きがいづくりに取り組んでいきたい」と話す。
 活動は2カ月に一度、施設への訪問がメーンで事前に練習会を開く。特技がなくても誰でも参加できるよう持ち回りで担当者を決め、準備を進める。当日は約20人で施設を訪れ、マンツーマンで手遊びや、鍋ぶたやおたまなど身近な物を使った合奏を楽しむほか、昭和初期の流行音楽や唱歌を一緒に歌う。10年前から参加する西野久仁子さんは「歌が上手い下手でなく、歌うのが好きだとか、聞くのが好きだとか自由な動機で参加できるのが魅力」と笑顔。
 3日は和歌山市舟津町のデイサービス「トゥインクルランド」を訪問。会のテーマ曲『リンゴの唄』を歌いながら手拍子で登場すると、利用者は懐かしのメロディに思わず手拍子を合わせ、自然と笑みをこぼした。続いてメンバーが利用者のそばに行き自己紹介すると、雰囲気は一気に和やかに。初めは口をつぐんでいた利用者も積極的に話すようになり、カラオケやレクリエーションを楽しんだ。
 設立時から活動する吉田啓子さんは「帰るころにはみなさん目の輝きが増し、表情に力が出ています。いきいきとした姿を見ていると私たちも元気がもらえます」とにっこり。岡代表は「上手い歌を披露すると言うより、一緒に楽しむことで癒し合える。『笑顔と熱いハート』を持って接し、ふれあいの輪を広げていきたい」と話している。

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 ボランティアグループ・アップル…和歌山市小人町のあいあいセンターで活動。問い合わせは岡代表(073・473・2415)。

特集「活動拝見」は生涯学習に取り組む市民団体を連載します。

ニュース和歌山2010年2月10日号掲載