参拝者の心 癒す空間
根来寺 中世の庭園復元

    
 2006年に境内が国指定史跡に選ばれた根来寺(岩出市根来)の不動堂前に、中世の庭園が復元された。
 完成した庭園は広さ約1500平方メートル。和歌山県指定文化財である不動堂へと続く階段の脇にあり、斜面を利用した小さな滝と池、周辺に砂利を敷き詰めた。豊臣秀吉の紀州攻め以前の同寺の景観を伝える「根来寺伽藍古絵図」にも描かれている。
 昨秋に実施した発掘調査では、室町期以前の岩組や滝がみつかった。復元した庭園にはそれらを使用し、当時の趣を再現している。
 同寺は「参拝に訪れたみなさんの心を和らげる、やすらぎの場所になれば」と話している。

写真=完成を記念して加持祈祷を行った

ニュース和歌山2010年2月20日号掲載