平成諸君!
“伝える”気持ち大切に
和高生徒会放送局長
生駒彰久さん(17)
            
 昼休みになると弁当をひろげ、気の合う仲間や友人と昼食を楽しむ生徒たち。しばらくするとスピーカーから音楽が流れる。「あ、この曲知ってる」。口ずさむ生徒もちらほら。曲が終わると、学校行事の紹介や身近な話題についてのトークが始まる。
 放送を手がけるのは和歌山高校生徒会放送局。メンバーでペアをつくり、当番制でマイクに向かう。「話す時の“ノリ”も大切ですが、『伝える』という気持ちが大事です」。局長としてメンバーを引っ張り、番組製作に熱意を注ぐ。
 中学まで野球部に所属し、大勢の前で話す機会がなかった。高校では、友人の誘いで生徒会へ。放送局を任された。「初めての放送は名前を言うので精一杯。足が震えました」。言葉が詰まることもあったが、放送を重ねると気持ちに余裕ができ始め、今ではアドリブで話したり、相方の話を膨らますことができるようになった。
 放送内容は定期試験や遠足など、学校での出来事が中心。流行の音楽やリクエスト曲、番組の感想を紹介し、卒業式が近づくと卒業関連の曲、沖縄へ修学旅行に行く前には沖縄の曲を流す。
 放送だけでなく、体育祭や球技大会では実況で盛り上げた。「人前で落ち着いて話せるようになったので受験の面接で役立つはず。生徒も先生も参加できる番組作りをしたい」。マイクを通し、笑顔を届ける。

ニュース和歌山2010年2月13日号掲載