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中国の西安市出身で和歌山市に住む苑蓉(えんよう)さん(写真)が和歌山を拠点に中国琵琶の演奏活動を始めた。日本ではなじみが浅いが、つやのある音色と調べで中国では多くの人に愛されている中国琵琶。苑蓉さんは「琵琶の演奏が日本と中国の交流につながれば」と望んでいる。苑蓉さんは昨年6月、姉の李春紅さんが住む和歌山市へ来た。西安では陝西省テレビ局に勤務。レポーターとして活躍するかたわら多彩な音楽活動を展開していた。特に西安では女性ジャズドラマーとして有名だった。 その苑蓉さんが5歳から続けているのが中国琵琶。琵琶奏者の中国人間国宝で中国北京中央音楽学院教授の曲文軍さんが叔父にあたり、小さいころから技術指導を受け、現在まで師事している。 日本で琵琶というと、平家物語の琵琶法師のイメージが強いが、中国琵琶は女性が憧れる華やかな楽器。「音だけでなく弾く姿も美しくみえるようです。日本で言うと琴のように受け止められています」と苑蓉さん。日本の琵琶のようにバチで弾く奏法と違い、5本の指に爪をつけ、全ての指を使い弾くため美しい音色が流れるように奏でられ、独特の情感を醸し出す。 和歌山では姉の李さんが経営する手作り飲茶の店「長安」(和歌山市中之島)で演奏し、和歌山城の「竹燈夜」、福祉施設でも奏でた。『夜来香』『何日君再来』など中国でよく知られる曲から、和歌山の人にも親しんでもらおうと『鞠と殿様』『串本節』もレパートリーに。また、『涙そうそう』『昴』も奏で、「曲を聴いたら音を拾えるので、子ども向けの曲もできるんですよ」と笑う。 今後はより多くの場所で演奏するほか、琵琶教室や中国語教室も開きたいとの考え。問い合わせは長安(073・431・6688)。 ※ニュース和歌山2010年3月6日号掲載 |
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