 1が3に挟まれている3月13日は「サンドイッチの日」。和歌山のサンドイッチと言えば「スールス」(和歌山市今福)が有名だ。たっぷり具を挟んだサンドイッチがぎっしりと詰められた紙箱を見ると、懐かしさを覚える人も多いはず。今回はそんなスールスのサンドイッチの歴史と、自宅で作る際のコツを伺った。柔らかな日差しがぽかぽかと身体を温め、草花の香りを春風が運んでくれる季節。花見や行楽のお供にサンドイッチはいかが。
春の行楽に“定番の味”
スールス 長年の人気に迫る
柔らかなパン生地に挟まれた卵と、卵を包み込むマヨネーズのハーモニーは和歌山の人なら誰でも知っているおなじみの味。サンドイッチ一筋のスールスは来年、創業40周年を迎える。サンドイッチが機内食や喫茶店など世間で広がり始めたころで、当時店頭で持ち帰ることができる販売スタイルは珍しかった。
あんパンが50円前後で販売されていた当時としては割高の100円以上。県立和歌山商業高校と西和中学校の近くにある販売所には学生が毎朝列を作り、チャイムが鳴ると大急ぎで学校へ向かった。校内では昼休みに取り合いになるほどの人気ぶりだった。
長年の人気を支えるのは「卵」。県産の有精卵を使用し、ゆで卵に適した時期まで保管して調理する。オリジナルのマヨネーズには黄身だけを使い濃厚な味に。バタークリームやトンカツソースなども自家製だ。
県内の主要スーパーをはじめ、大阪や奈良でも販売するが、全て手作りにこだわる。野菜サンドやフルーツサンドなど数ある商品の中でも看板商品であるタマゴサンドは、プリプリ感のある白身を程よい荒さで切り、オリジナルマヨネーズを絡める。卵のカットとマヨネーズのブレンド、パンのスライス以外は全て手作業で行っている。
「できるだけ卵がまんべんなく広がるように」と、一つひとつ丁寧に具を挟み、包丁で切って箱詰めをする。「手作業なので少し不揃いな部分もありますが、母親が子に弁当を詰めるような気持ちで製造しています」と石橋弘章社長。
自宅で作る際のポイントを尋ねると、「辛子入りのマヨネーズを使うと味にパンチがでます。子どもの好みに合わせて、カレー粉を混ぜたり、ゆで卵を砕く時間の短縮に卵焼きを挟むのもオススメ。野菜の水分が染み込まないよう、マヨネーズやバターをパンに塗ってください」とアドバイス。すぐに食べる場合は、「半熟卵にしてパンをトーストするとおいしく食べられますよ」。
お花見の季節、親子で懐かしの味を楽しむも良し、自宅で作るも良し、サンドイッチを持って出かけませんか。
問い合わせは同社(073・423・0807)。
写真下=素材と手作りにこだわったサンドイッチ
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「あんな日こんな日三百六十五日」では様々な記念日にスポットを当て、和歌山での取り組みを連載します。
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