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和歌山市新庄の元小学校教諭、多田雅子さん(57)が父をモデルに描いた童話『ヤマダさんとポンキチ』が、全国規模の文芸同人会「コスモス文学の会」が主催する「コスモス文学新人賞」童話部門で新人賞に輝いた。多田さんは「自分の作品に自信を持てずにいたが、評価されうれしい」と喜んでいる。受賞作は妻を亡くした一人暮らしの男と、畑や仏壇を荒らすタヌキの心の交流の物語。近所に住む父がタヌキを保護した話を聞きイメージを膨らませ、原稿用紙20枚に仕上げた。「自然破壊が進み、里山から下りてきたタヌキと人間。“共生”のメッセージを込めました。実際の父とタヌキはそんなに仲良くやっていないようですが」とにっこり。 2001年に退職後、エッセイや小説を書き始め、06年には認知症を患った母との日々を綴ったエッセイ『母に捧ぐ』を自費出版した。「何か賞でもとれば創作の励みになるのでは」と雑誌を見て公募賞に応募し、3作目で初入賞を果たした。 多田さんは「絵が得意な娘と協力して絵本にし、たくさんの人に読んでもらえたらと夢ができました。今後は児童文学や童話をもっと書きたいですね」と創作意欲をみなぎらせている。 写真=「次回作を構想中です」と多田さん |
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※ニュース和歌山2010年8月14日号掲載 |
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