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7月に東京で開かれた知的障害者のレスリング大会「第2回早稲田カップ」中学2年軽量級の部に出場。初の公式戦を勝利で飾った。「緊張したけど、試合ができるうれしい気持ちでいっぱいでした」と笑顔を見せる。現在、紀伊コスモス支援学校中等部2年生。スポーツは元々、学校の運動会やマラソン大会程度だった。昨年11月、自閉症児らを対象にしたレスリング教室に参加。すぐに魅力にとりつかれ、地元にある岩出ジュニアクラブの門をたたいた。今では週2回の練習日が待ち遠しい。「スパーリングがおもしろい。得意技は相手の足を交差させてひっくり返すアンクルホールドです」 早稲田カップでは試合開始早々、タックルから寝技を決めた。さらにタックルから相手の体を返して、あっという間に勝利を手にした。試合を見守った同クラブの中村文二代表は「相手のタックルをかわす冷静さがあった。初めての試合とは思えない」と目を細める。 七月末には県内高校生の合宿に特別参加。スパーリングに加え、マット運動や手だけを使ってのロープ登りなど高校生と同じトレーニングをこなした。父の哲雄さんは「合宿の後、家でも暇を見つけて腕立て伏せや腹筋をするようになりました」。やる気に火が付いた。 「来年の早稲田カップも出ます。もっと強い相手にタックルを決めたい」と意欲満々。レスリングが知的障害者の国際大会スペシャルオリンピックス(SO)の正式種目に採用される動きもあり、中村代表は「将来はSOという大きな舞台で活躍してほしいし、同じ障害を持つ子たちの指導者としても期待しています」とエールを贈っている。 □ □ 和歌山で輝き始めた平成生まれの“キラ星”を土曜号で紹介します。 ※ニュース和歌山2010年8月14日号掲載 |
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