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海南市大野地区の歴史や文化を楽しく学んでもらおうと、「おおのふるさとカルタの会」が特製カルタを手作りした。4年かけて完成させた力作で、8月7日に開かれたカルタ大会では子どもたちに大好評。メンバーは「1500年の歴史がある大野の財産を後世に伝えてゆきたい」と話している。同会発足は2006年。大野公民館が地域内を探訪する会を開いたのがきっかけだ。参加した地元の女性たちが「自分たちが住む地域の歴史の深さに触れられた」と感動。さらに「子どもたちに遊んでもらいながら伝承してゆければ」とカルタの会を立ち上げた。 春日神社や大野城跡、薬師寺など名所旧跡を回り、文献を調べ、読み札に記す文章を考えるのに約2年。08年度の大野小学校6年生に依頼して絵札用の絵を描いてもらい、この後、厚紙を一枚一枚手で切るなど作業を重ね、今年7月、25セットが完成した。 “あ”から“ん”まで45枚ある読み札は、全て五・七・五のリズムになるよう文言を考えた。『地福寺の 欠片の地蔵は 峠の子』が最も印象深いと語る松本茂子さんは「このお寺にある地蔵さんは、藤白峠の地蔵峰寺にある地蔵をつくった際の欠片でつくられたと伝えられているんですよ」。また、『炎天で 雨乞いをした 雨の森』がお気に入りの柴山静代さんは「私自身も昔、雨乞いに参加したことがあります。絵がとってもかわいらしいです」とにっこり。 カルタは小学校や公民館などに寄贈。中西静子代表は「何回か遊んでいるうちに、子どもたちも自然と理解できるはず。そんな形で心に残れば伝承につながっていくと思います」と話している。 写真=地域の歴史がつまったカルタを手にするメンバー |
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※ニュース和歌山2010年8月21日号掲載 |
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