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小学2年のときに新潟中越地震で被災した経験を語り、7月に開かれた少年メッセージ和歌山県大会で銀賞に輝いた。タイトルは「『生きる』こと」。「あの地震は今まで生きてきた中で一番の衝撃。それでも、人の優しさや当たり前だと思っていたことがどれだけ幸せかに気付くことができました。自殺のニュースを見ると悲しくなる。命を大切にしてほしい」と力強い。父の転勤に伴い、幼いころから沖縄や大阪、山梨などに転居した。文章を書くのが好きで、学校が変わっても必ず読書感想文コンクールに応募する。「好きな作家は東野圭吾や重松清。今は龍馬伝を読んでいます」とにっこり。 感想文は数多く書いてきたが、自分の思いを吐露する文章は初めての挑戦。昨秋、桐蔭中学内の弁論コンテスト用に書いたものを推薦され、少年メッセージへの出場が決まった。 被災したのは長岡市の自宅。自分もガラスでケガをしたが、重傷者や亡くなった人を思い、「自分は家族も無事で大事には至らなかった。けれど、あの日から笑顔を失ってしまった人もいる」と意識するようになった。 大会では「命の重さは、この世界のもの全てにおいて平等で、皆、笑顔のない人生など送ってはならない」と語るように訴えた。夏休み期間中の10日間も学校へ通い、一人で練習に声を枯らした。当日は緊張したが、6人も友人が聞きに来てくれ心の支えになった。 次に書きたいテーマを尋ねると「今までたくさん引っ越しして、いい友だちに出会えて恵まれているなと実感します。そういう気持ちを書けたら」。自分にしか書けない想いを筆先で探している。 □ □ 和歌山で輝き始めた平成生まれの“キラ星”を土曜号で紹介します。 ※ニュース和歌山2010年8月28日号掲載 |
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