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-------ラグビーを通した人づくりを目標に「トライ」を結成しました。
今の自分があるのはラグビーのお陰。その恩返しをしたいと、ラグビーでつながりのある仲間と昨年(2005年)9月に立ち上げました。和歌山のラグビーを盛んにしたいという気持ちで動いています。ただ、ラグビーだけを100%追いかけるのではなく、その精神を基本に、最終目標は全人的な人間を育むことにおいています。
-------最初の事業は昨年12月、神戸製鋼で活躍した林敏之さんのラグビー寺子屋。また、9月2日には大学ラグビーの強豪、大東文化と帝京の試合を開催しました。
いずれも高校生が主な対象で、寺子屋は、第一線を経験した人から直接指導してもらい、ラグビーにかける熱い話を聞け、得るところは多かったはず。また、先日の大学生の試合は、スクラムやタックルでぶつかり合う音と姿を実感してもらえましたし、試合後は大学生がラグビー教室を開いてくれ、直接指導を受けられました。
-------9月はラグビーカーニバルとの位置づけで、大学生始め大勢が和歌山市を訪れました。
私は市商店街連合会の会長を務めていますので、市の活性化は重要な課題。今回は帝京大が5泊するなど延べ300人以上が和歌山市に泊まった計算です。気候温暖な和歌山は、大会や合宿を誘致できる可能性は大きい。それが有名チームや人気選手であれば、取材陣やファンも来ますから、大きな経済効果が期待できます。
-------ラグビー以外の事業も進みつつあります。
メンバーの岩崎安伸さんは神戸製鋼のチームドクターで、医学的見地からフォームまで含めたアドバイスをしてもらえます。そんな講座を7、8月に開催しました。また、9月末から半年間、県から委託を受けた「平和で明るい社会づくり講座」を予定しています。ほかにも、更生保護や薬物からの回復支援など種々の事業を盛り込んでいます。
-------ラグビー女子チームの支援を計画に入れています。
今はそこまで手が回っていませんが、将来、ぜひ実現したい。今後は、社会人チームによるラグビー教室や試合誘致を考えています。とにかく力を付けながら、一歩ずつ進んでゆく考えです。
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(2)若さと心身の健康保つ
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和歌山マスターズ陸上競技連盟理事長 鴻池清司さん(69)
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-------35歳以上が参加できるマスターズ陸上は和歌山で産声を上げました。
1977年にスウェーデンで行われた世界マスターズ陸上選手権大会に参加しました。そこでは93歳の人が100メートルを全力で走り、70歳を超えた人が棒高跳びを競っていた。その姿に感動しました。帰りの飛行機の中で、日本でもマスターズを結成しようと話が持ち上がり、翌年1月、和歌山が先陣を切って立ち上げました。同じ年、紀三井寺陸上競技場で第1回西日本マスターズ陸上選手権大会を開き、全国から200人あまりが参加しました。この大会から各府県に組織が広がり、80年に日本連合を結成し、同じく紀三井寺で第1回全日本選手権を開きました。
-------マスターズスポーツ人口が増えています。
和歌山の大会には180人、全日本選手権には1200〜1500人が参加します。5歳刻みでクラスがかわり記録更新、上位入賞をねらえます。ですから早く歳をとりたくなるんです(笑)。成績に関係なく全日本、アジア、世界大会に出場できます。また、陸上の活動をきっかけに水泳も大会が開かれるようになり、生涯スポーツが広がりました。生涯スポーツは中高年だけでなく若者にも夢を与え、世代間交流を育みます。
-------高齢になってもスポーツを楽しめます。
確かに年齢が上がると機能は落ちますが、運動をしていれば低減率が減ります。自分の体力、機能を知って運動をすれば、むしろ維持と増進につながります。適度な緊張感がいい刺激になり、若さと心身の健康を保つことができ、仲間と交流の輪を広げることができる。スポーツの良さはいっぱいあります。
-------来年、和歌山で大きな大会を計画しています。
60歳以上の国際ゴールドマスターズ大会開催に向け準備を進めています。来年は陸上のみですが、再来年以降は種目を増やし、いずれマスターズの“オリンピック”開催を目指したい。その第一歩に位置づけています。和歌山から世界にアピールしたい。
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(3)空からのお手伝い
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紀ノ川フライトパーク管理委員会 外村仁克会長(53)
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-------龍門山系を飛ぶハングライダー、パラグライダーの安全管理をしています。
利用団体の代表が集まり、フライトの安全管理や講習会、行政とのやりとりをするのが仕事です。今は約500人のフライヤーが委員会に登録しています。
-------ハングやパラを用いた災害時の活動を考えているそうですね。
一昔前は京阪神から来て飛んで帰るフライヤーに対し、「ゴミをちらかして帰る」などと地元の印象は良くありませんでした。それではいけないと思い、地域貢献の模索を始めました。そんななか、和歌山は東南海・南海地震発生の確率が高く、紀の川市でも多くの被害が想定されていると聞きました。もし地震が起きた時に、空から被害状況を確認し、役所に連絡する体制を作れれば、地域の力になれると思います。
-------今年の夏は防災の予備訓練に参加しました。
ハングとパラで上空から民家の様子を確認しました。低空飛行し、どの程度、倒壊家屋の状況を把握できるか試みました。いざという時に空で撮影した画像データをどう情報処理し、行政に伝えるか課題はあります。それでも災害時に活動するためのエンジンやビデオカメラ、GPSなどを常に備えておけば、役に立てると手応えを感じました。大分や山形にもスカイスポーツの拠点として有名な所がありますが、災害時の活動を和歌山発の取り組みとして全国に発信したいですね。
-------紀の川市観光協会のバックアップもすると聞きました。
「空からのお手伝い」ですね。紀の川市上空を飛んでいると、空気の澄んだ日は、川がオレンジ色の帯となり河口に向かい走っているのがみえ美しいんです。また、ピンクの花が一面に咲いた桃畑の光景はあまり知られていませんが、とてもきれいな景色です。これらを撮影し、カレンダーなどにすれば、紀の川市の良いPRになると思います。
-------空からはさまざまなことが可能なのですね。
私たちは空からいつも違う観点でまちをみています。それを生かすのが役割です。紀の川市も「スカイスポーツの町」とうたってくれていますが、まちの一員として連携するのが大切です。
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(4)安心して楽しめる海に
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和歌山県サーフィン連盟 梅本利樹会長(46)
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--------連盟結成から11年目です。
結成当時はサーファーのマナーが悪く、地元からの印象が良くなかった。サーフィンをスポーツとして認めてもらうためルールやマナーを啓発し、清掃活動を通じて社会貢献を続けてきました。夏には地元自治会や警察と連携し、浜辺の夜警も行っています。
--------活動拠点である磯の浦の住民との連携が進んでいます。
10年前まで、海水浴期間の日中、磯の浦は全面禁止でしたが、今は海水浴場の半分がサーフィン場になっています。昨年はサーファーが地区の防災訓練に参加し、高齢者や逃げ遅れた住民を避難所に連れて行く訓練を行いました。海水浴場のポスターにサーフィン場として紹介され、ようやく地元に認められてきたと実感しています。
--------清掃活動を通じて輪が広がっています。
年2回行っている清掃活動にはサーファーだけでなく地元住民や釣り関係団体など合計約2000人が参加し、海と陸からゴミを回収しています。これによりサーファーのゴミの持ち帰りが習慣化し、マナーが向上しています。また、スポーツイベントを通じた環境キャンペーンを推進する「グローバル・スポーツ・アライアンス(GSA)」との連携で、環境に関する取り組みに視野が広がっています。
--------子どもたちへのサーフィン指導も行っています。
県内各地の小学校のプールで体験会を開き、ボードに乗ってパドリング体験や、体験会後の周辺清掃を指導しています。特に海の文化に触れる機会が少ない山手の学校の子どもに好評です。自然を楽しく感じるところから「ルールやマナーを守り楽しむことと、楽しんだ後は清掃する」というサーフィン文化を学んでほしい。
--------今後の展望は。
美しい自然と培ってきた伝統や文化を次世代に伝えることが大切です。また、地域の活性化という点では、サーファーが地元に住みつき、観光協会などと連携してライフセービングや海岸の管理、運営を一緒にできると良いですね。観光客が楽しめるように年間通じてパトロールを行い、安心して楽しめる安全な海を守っていきたいです。
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(5)応援通じ県民ひとつに
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和歌山からJリーグチームをつくる会 宮本淳介事務局長(43)
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-------会の名の通り、和歌山にJリーグチームをと活動しています。
動き始めたのは昨年(2005年)1月。全国でJリーグをめざしたチームが次々と立ち上がってきたこと、翌年にワールドカップを控えていたことなどから、この時機を逃したら和歌山でプロチームは無理だろうと活動を始めました。
-------来春のチーム立ち上げに向け、順調に進んでいるようです。
監督と選手2人が決まり、残りの選手は11月と1月の選考会で決めます。現在、選考会の参加者と、チーム名を募集中です。
-------プロチームができると和歌山はどう変わるでしょうか。
まず、身近にプロ選手がいることで、子どもたちにとってプロの世界が遠い存在でなくなり、「努力すれば自分もなれるんだ」と意欲的に取り組める。新チーム入団が決まっている元ガンバ大阪の羽畑公貴選手を招いての教室が今年春にあったんですが、子どもの目が普段と全く違った。羽畑選手に自分のテクニックを見てもらおうと必死にアピールしていました。
-------なるほど、ほかには。
指導者のレベル向上です。今、和歌山でプロのスポーツ指導者が活躍できるのは水泳やテニスのスクールなどごく一部。ほとんどの指導者はボランティアです。サッカーも現状ではプロで活躍した県出身者が帰って来て、プロの指導者として給料をもらって働ける場がない。チームができ、プロの指導者が増えれば、指導者全体のレベルが上がるでしょう。
-------応援してくれるファンにも影響はありそうです。
阪神ファンが居酒屋でテレビを見ながらひとつになれるように、地元のチームを応援することで県民がひとつになると思います。その中で「全国のサッカーファンを迎えるため、観光に力を入れよう」「私はボランティアで盛り上げに一役買おう」など、一人ひとりが考えてくれれば地域の活性化につながるはずです。
-------夢はふくらみます。
実は今、監督を務めるセレソン中之島少年クラブの子どもたちと、私がJリーグチームをつくるのが早いか、彼らがプロになるのが早いか競い合ってるんです。子どもたちが抱く夢に挑戦できる環境を和歌山につくりたい。
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