JR和歌山駅前の地下にあるわかちか広場が11月18日、リニューアルオープンした。観光交流センターや地場産業振興センター、物産店のわかやマーケット(写真)を新設。カフェと合わせて、ゆったりくつろげる空間に生まれ変わった。

 広場は2002年に和歌山市が開設。ステージがあり、コンサートやよさこいに、また、通路は展示会や物産展に利用されてきたが、イベントがない時は閑散とし、「暗い」「近づきにくい」との声があった。

 リニューアルは初めてで、7月から7800万円をかけ工事を行っていた。フリーWi─Fiを導入する観光交流センターでは、担当者が県内の観光情報を案内するほか、手荷物預かりに対応。わかやマーケットで土産品を販売し、地場産センターはみかんや漆器など県内産品のPRを通し、和歌山の魅力を広く発信する。

 市商工振興課は「駅中央口前エスカレーター付近に電光掲示板を設置し、行事予定を流します。ステージ利用を増やし、にぎやかな空間にしたい」と意気込んでいる。

 なお、同日からけやき大通り地下駐車場で、30分以内の利用が無料になる社会実験を実施している。