エイズ予防の出前授業が11月7日、和歌山市美園町の城東中学校で開かれ、2年生約70人がエイズ専門の講師、あかたちかこさんの話に耳を傾けた。

 あかたさんは関西学院大学で若者の性全般を研究しており、学校に合わせた教材作りや講演活動を行う。この日は、性感染症を取り巻く状況や避妊方法を紹介。インターネット上の交流サイトで出会った人が被害にあった殺人事件を例に、「人と人が向き合って話すことが大切。直接ふれ合うコミュニケーションは思いやりを育てます」と強調し、「自分の体を大切にしてほしい」と訴えた(写真)。 

 受講した男子生徒は「中学になって付き合う子が増えてきても、焦らず互いを理解することが大切だと分かりました」、女子生徒は「SNSで個人情報の管理について、気をつけないといけないと感じました。普段聞きにくいことも真面目に授業として聞けてよかった」と話していた。

 主催した国際ソロプチミスト和歌山は毎年、10代のデートDVやエイズ拡大を防ぐため、県内の中高で出前授業を開いている。森下征子会長は「幸せな大人になるために性の問題をどうとらえていくかが大切。若い世代に考える機会を持ってもらえれば」と望んでいる。

(ニュース和歌山/2017年11月25日更新)